リッチー・ブラックモア、ジェフ・ベックを語る　「彼はいつだって、まだ見ぬ何かを追い求めていた」

リッチー・ブラックモア（Ritchie Blackmore）は『Rock of Nations with Dave Kinchen and Shane McEachern』の新しいインタビューの中で、ジェフ・ベック（Jeff Beck）について語っています。

「ジェフは素晴らしいギタリストだった。彼の死は大きな衝撃だったよ。彼は菜食主義者で、特にドラッグをやっていたわけでもなかったしね。ああいう亡くなり方をしたと聞いて、本当にショックだった。残念だよ。

彼はとても特別な弾き方をしていた。誰とも違っていた。彼の演奏を聴くのはいつも楽しみだった。とても新鮮に感じられたからね。でも彼はいつも自分のことを卑下していたんだ。

“ジェフ、最新作はどう？”と俺が聞くと彼は“ああ、全くくだらないもんだよ”なんて言うんだ。彼は自分が出すものすべてについて、いつもそう言っていた。彼はいつだって、まだ見ぬ何かを追い求めていたんだ」

ブラックモアは同じインタビューの中で、ディープ・パープルの初期についても語っています。

「あの頃は5人で…古い廃屋に集まってリハーサルをして、最初の曲――Hush――を録音した。2テイクで完成した。注意して聴けばわかるが、ヴォーカル（ロッド・エヴァンス）がちょっとフラット気味で歌ってるのが聞こえる。あの頃はピッチ補正なんてなかったからね。

ディープ・パープルという名前は俺が考えた。ピンク・フロイドとかムーディー・ブルースのことを考えていたんだ。みんな色の名前だろ、だから“じゃあ俺たちにも色が必要だ”と思って。祖母がよく弾いていた曲があって――“When the deep purple falls”とか、まあそういう名前だった――それで決めたんだ。バンドをやって、お金が少しでも稼げるだけで幸せだったんだ」