
Nude organist statue of Monty Python's Terry Jones (c)Nick Elphick
『空飛ぶモンティ・パイソン』に登場する「裸のオルガン奏者」を演じる
モンティ・パイソン(Monty Python)の
テリー・ジョーンズ(Terry Jones)の姿が銅像となり、2026年4月、彼の故郷であるウェールズのコルウィンベイの海岸沿いに設置されます。
ジョーンズは2020年に、まれなタイプの認知症により77歳で亡くなりました。
ジョーンズが演じた「裸のオルガン奏者」は、『空飛ぶモンティ・パイソン』の第2シリーズに、番組の合間にオルガンを弾く一発的キャラとして初登場し、後に定番キャラクターとなりました。
英BBCによると、「裸のオルガン奏者」像は「A Python On The Prom」というタイトルで、彫刻家のニック・エルフィックが、パイソンのマイケル・ペイリンとテリー・ギリアム、ジョーンズ家、地元団体との協議を経て制作しました。
像はもちろん、ひらひらしたネクタイと爆発した髪以外は裸で、定番のポーズを決めながらニヤリと笑っています。
像の制作のため、世界中のコメディファンが6カ月で12万ポンド(約2400万円)を寄付しました。
生涯の友人マイケル・ペイリンは、この像について、こう語っています。
「テリーはいつも自分でスタントをやることにこだわっていた。どんな天候でも、コルウィンベイの遊歩道に (ネクタイ以外は) 全裸で座っているのは、彼が常にコメディのためにどんなことでもするつもりだったことへの究極の賛辞だと思う。彼の素晴らしく寛大なお尻が、彼が心から愛したこの町の象徴になることを願っているよ」
ジョーンズの娘のサリーは、こう語っています。
「父をキャラクターとして記憶するのが最善だと決めた時、それが“裸のオルガン奏者”でなければならないのは明らかでした。父のコメディや人生全般への向き合い方は型破りで常識を覆すものでした。テレビの黎明期に大きな衝撃を与えた“裸のオルガン奏者”は、まさにその姿勢を象徴するキャラクターなのです」
■「裸のオルガン奏者」特集動画
https://www.youtube.com/watch?v=Ce7USPnHZMA