ザ・ワイルドハーツ(The Wildhearts)や
ブライズ・オブ・ディストラクション(Brides of Destruction)での活躍でも知られるベーシストのスコット・ソーリー(Scott Sorry)が死去。家族がSNSで発表。47歳でした。
以下、声明より
「大変残念なお知らせですが、スコット・ソーリーが脳腫瘍との長く、信じられないほど勇敢な闘病生活の末に亡くなりました。スコットは2025年10月30日、47歳の誕生日に永眠しました。
2018年に膠芽腫と診断されて以降も、スコットは病気に人生を支配されることを拒み続けました。医師たちのあらゆる予想をすべて覆し、数カ月の見立てを何年にも延ばし、さらには2022年にはイギリスへ戻ってツアーを行うこともできました。それは彼にとって、この上ない喜びでした。再び演奏できたこと、たくさんの懐かしい顔見知りに会えたこと、そしてこれまで支えてくれた多くの皆さんに直接感謝を伝えられることに、彼は心から感謝していました。
言葉にできないほど打ちのめされていますが、彼がようやく苦痛から解放されたことに、私たちは少しの慰めを見いだしています。彼の強さ、ユーモア、そして温かい心は、これからも永遠に私たちの中に生き続けるでしょう」
スコット・ソーリーは1978年10月、ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。地元のパンクバンドでキャリアをスタートさせた後、ロサンゼルスのパンクバンド、Amenで2年間活動。その後、モトリー・クルーのニッキー・シックスの後任としてブライズ・オブ・ディストラクションに加入した。ワイルドハーツのフロントマン、ジンジャー・ワイルドハートも同時期にバンドに加わり、知り合う。
ソーリーは脱退後の2006年、ジンジャーが率いるワイルドハーツの新たなラインナップに加わり、3枚のアルバム『The Wildhearts』『Stop Us If You've Heard This One Before, Vol 1』『!Chutzpah!』に参加した。ソーリーは2012年、家族と過ごす時間を増やし、自閉症と診断された長男の世話に専念するためバンド脱退を発表した。2014年初頭のイギリスツアーでバンドに再加入した。
ソーリーはザ・ワイルドハーツ在籍期間と並行してソーリー・アンド・ザ・シナトラスでも演奏し、2016年には初のソロアルバム『When We Were Kings』を発表した。
2018年、ソーリーは悪性度の高い脳腫瘍である膠芽腫と診断された。2022年にステージ復帰を果たし、英国ツアーを行った。