名ドラマー、
サイモン・フィリップス(Simon Phillips)は1989年に
ザ・フー(The Who)のツアーに参加しました。MusicRadarの新しいインタビューの中で、ザ・フーについて語る際、自身のことよりも、1979年に
キース・ムーン(Keith Moon)の後任としてザ・フーに加入し、1983年の解散まで在籍した
ケニー・ジョーンズ(Kenney Jones)がいかに重要な存在だったのか語り、「彼が十分な評価を受けたと思わない」と付け加えています。
「これはぜひ言っておきたいんだ。みんな忘れがちなんだよ。ジャーナリストも忘れている。ザ・フーには、僕より前に、そしてキース・ムーンの後にドラマーがいたことをね。ケニー・ジョーンズだよ。
ケニーがいた頃のザ・フーのライヴを観たけど、彼は素晴らしかったよ。本当に、圧倒的に素晴らしかった。
彼のバンドでの演奏スタイルが本当に好きだった。すごく違った。彼は自分がキースのようには演奏できないことを分かっていた。だってキースのようなドラマーは他にいないんだから! ケニーがバンドでやったことに対して、彼が十分な評価を受けたとは思わないね。
人から“キース・ムーンの後任ってどんな感じ?”ってよく聞かれた。僕は言ったよ。“僕はキース・ムーンの後任じゃない。ケニー・ジョーンズの後任だ!”
ケニーは十分な評価を受けていないと思う。彼は本当に重要な存在だった。彼は架け橋だったんだ。
ザ・フーといえば、いつだってキースだ。彼はキャラクター的にも本当に大きな存在だからね」