
MR.BIG - The BIG Finale! Forever In Our Hearts
MR.BIGはフェアウェル・ツアーのアンコール来日公演を2025年2月に行いました。2月25日に日本武道館で行った最終公演のライヴ映像作品はリリースされるのでしょうか?
ビリー・シーン(Billy Sheehan)はSiriusXMのラジオ番組『Trunk Nation With Eddie Trunk』の新しいインタビューの中で、こう話しています。
「フェアウェル・ツアーは(2023年に)日本でスタートした。それを撮影して、それから丸1年ツアーを続けた。その年の終わりに、日本側から“もう一回戻ってきてやってほしい”って言われたので、僕らは“オーケー”って言って、結局それもやった。だから、フェアウェル・ツアーの最初から、ライヴDVD、映像、アルバムと、いろいろ揃っていたんだよ。日本での本当に最後の公演も確かに撮影したけど、それをリリースする動きはほとんどない。だって、(フェアウェル・ツアーで)最初に日本に行った時とほぼ同じ内容のライヴだったわけだからね」
またMR.BIGは本当に終わったのか?と尋ねられると、シーンはこう答えています。
「そう思うよ。今見渡すと、かつての姿とは程遠い状態で演奏しているバンドが数多くいる。60代や70代になってあの曲を歌うのは本当に大変なんだ。だから僕たちはこう考えた、“這ってゴールするのではなく、走ってゴールラインを越えよう”とね。つまり、ほぼ全盛期の僕たちの姿を覚えてもらえるように、いい記憶を残して終わろう、ということなんだ。
あのツアー――フェアウェル・ツアーは良かったよ。各地から素晴らしいファンが集まってくれた。大成功だった。何夜かは、ヴォーカルとかで苦労したところもあったけど、年を取ればそういうこともある。残念だけど、それが現実さ。中には80代まで歌い続けられる幸運な人もいるけど、多くはそうはいかないんだ。
(インタビュアー:MR. BIGの全員が活動を終えることに賛成だったのでしょうか?)
そう思うよ。僕たちは全員、その点では一致している。しばらくはそれぞれが自分の道を歩むだろうけど、僕たちはいつまでも友達だし、全てがうまくいっている。最高の状態で、最高の形で終わりたい。
いま活動しているシンガーやバンドの中には、もうちょっと厳しい感じの人たちもいて、それを見るのはちょっと悲しくなることもある。僕が大好きなバンドや、愛してやまないプレイヤーやパフォーマーもいる。もちろん、彼らが自分たちのやり方で続けて、楽しむ権利があるのは素晴らしいことだよ。でも、いちファンとしての僕は、彼らの全盛期の姿で覚えておきたいんだよ」