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ジョン・ボン・ジョヴィ、声帯損傷からのツアー復帰について語る

2025/10/24 14:22掲載
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Bon Jovi 2026 tour
Bon Jovi 2026 tour
ツアー復帰を発表したボン・ジョヴィ(Bon Jovi)ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)が2022年に声帯手術を受けてから初めてのツアーで、ジョンは米TV番組『TODAY』の新しいインタビューの中で、声帯損傷からのツアー復帰について語っています。

「(今後のツアーについて)自信を持って言えるのは、毎晩2時間半のパフォーマンスを続けられるということ。それができなければやらないよ」

しかし、2022年の手術後、再び歌えるかどうか確信が持てなかった時期もありました。リハビリを経ても力強い歌声が戻らなければ、パフォーマンスはやめるつもりだったと彼は語っています。

「僕は拍手に飢えた人間じゃない。喜びのために、芸術のためにやっているんだ。喜びのためじゃないなら、何の動機があるっていうんだ?」

ジョンは、萎縮した声帯を修復するための手術を受けました。彼はインタビュアーに、強いほうの声帯が「弱いほうを押しのけて」いて、それが「死にかけていた」と説明しました。この損傷は、40年にわたる世界ツアー、印象的な高音の歌唱の連続によって生じたものでした。彼は、声帯の強度を回復させるために、声帯の外側にインプラントを埋め込む医師を見つけたと語っています。

回復の過程について「道のりは長く、厳しかった。けれど、僕は耐え抜いた」と語っています。

声帯を鍛え直すために、自宅のガレージで毎日リハーサルを続け、休む間もなく取り組んできました。ジョンは、週に何度も観客の前で歌い上げるために必要なスタミナを取り戻さなければなりませんでした。

「まるでマラソンのトレーニングみたいなものだ。誰でも走ることはできる。だけど、最後まで走り切るには、まったく別の次元での覚悟が求められる。もう一度それをやるには、身体的にも、精神的にも、そしてスピリチュアルな面でも準備ができていなければならないんだ」

途中で迷いが生じることもありましたが、彼は自分を追い込み続けるのをやめませんでした。ある日は「小さな希望の光」を感じることもあったという。

「次の日は明るくなる。でも次の瞬間には、何かしらの挫折が訪れ、鼻を殴られるような思いをする。それでもまた立ち上がり、またやるんだ」

ジョンは、再びステージに立つことを考えると少し怖いと明かしました。しかし、バンドメンバーが彼をサポートしてくれること、そして熱心なファンからの励ましがあることも分かっている、と彼は語っています。

コラボレーションアルバム『Forever (Legendary Edition)』に参加したミュージシャンたちが、2026年のツアーに特別ゲストとして登場する可能性について尋ねられたジョンはこう話しています。

「毎回それを期待するわけではない。でも、もしその街にいて、その曲を覚えているなら、ぜひステージに上がってほしい、というのが僕たちの考えだよ」