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エルヴィス・プレスリーが70年代に所有していた巨大な「ギターカー」 長年放置されていたが、かつての輝きを取り戻すべく現在修復作業中

2025/10/23 18:52掲載
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Elvis Presley’s“Guitar Car” (Image credit: Hollywood Cars Museum)
Elvis Presley’s“Guitar Car” (Image credit: Hollywood Cars Museum)
エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)は1970年代、巨大なギターの形をした全長41フィート(約12.5メートル)の「ギターカー」のキャデラックを所有していました。この車はその後、アメリカを離れ、何十年もの間、人目に触れずに長年放置されていたという。今年初め、数十年ぶりにアメリカに戻り、現在、かつての輝きを取り戻すべく修復が進められています。

このギターカーは、ハリウッドの著名な自動車デザイナー、ジェイ・オーバーグが特注で製作したもので、製作に2年を費やしたと言われています。

この車は、数十年ぶりにアメリカに戻り、今年初めに到着したときには、かつての栄光を微塵も感じさせない状態でした。現在は、フロリダ州オーランドにある屋内エンターテイメント複合施設「デザーランド・パーク・オーランド」内にある「オーランド・カー・ミュージアム」にあります。

ギターカーはまず現在の形で公開され、その後、オーランド・カー・ミュージアム内で修復作業が行われ、その過程を観覧することができます。修復は、デザーランド・パークのゼネラルマネージャーであり、元認定整備士でもあるハイメ・フィゲロアの指揮の下、クラシックカー愛好家のチームが手がけています。完成後、このギターカーはジェイ・オーバーグに捧げられた新しい展示の中心に据えられます。

フィゲロアはこう述べています。

「ボンネットを開けて、キング・オブ・ロックンロールのために設計された車を自分たちが修復していると気づいた瞬間、ぐっと身が引き締まります。世界中のファンのために、この伝説をふたたび甦らせることができるのは名誉なことです」

ギターというコンセプトへのオマージュを続けるため、チームは現在欠けている「ギター弦」の再現も計画しています。

デザーランド・パークの創設者であるマイケル・デザーはこう述べています。

「エルヴィス・プレスリーのギターカーは単なる展示品ではありません。アメリカの創造性と文化の象徴です。私たちはこれを修復し、世界中のファンと共有できることを大変うれしく思います」

「オーランド・カー・ミュージアム」には、ジェームズ・ボンドの車から、バットモービル、『ワイルド・スピード』のスタントカーまで、すでに2,500台以上の象徴的な車が収蔵されています。


Elvis Presley’s“Guitar Car” (Image credit: Hollywood Cars Museum) 

以下は、アメリカに戻ってきた時の映像