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元アイアン・メイデン ポール・ディアノの公式ドキュメンタリー『Di'Anno: Iron Maiden's Lost Singer』2026年公開

2025/10/23 13:52掲載
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Paul Di'Anno
Paul Di'Anno
アイアン・メイデン(Iron Maiden)のシンガー、ポール・ディアノ(Paul Di'Anno)が亡くなって1年が経ちました。生前から企画されていたディアノのオフィシャル・ドキュメンタリー映画『Di'Anno: Iron Maiden's Lost Singer』が海外で2026年に公開されることが発表されています。

監督を務めるのウェス・オーショスキーは、モーターヘッドのレミーのドキュメンタリー映画『極悪レミー』や、ザ・ダムドのドキュメンタリー映画『地獄に堕ちた野郎ども』などで知られています。

以下、オーショスキーのSNS投稿より

「本日、ポール・ディアノの逝去からちょうど1年ということもあり、お知らせするのにちょうど良いタイミングだと思います。来週から、私のポールについてのドキュメンタリーが、ついに巣立ちます。火曜日にロンドンで行う友人・家族向けの試写を皮切りに、『Di'Anno: Iron Maiden's Lost Singer』は今月からヨーロッパの映画祭で上映され、来年には一般公開される予定です。

私は2017年にこの映画の撮影を始めましたが、何年もの間、記録すべきことはあまりありませんでした。ポールは車椅子生活で、イギリスの医師たちが承認を拒んだ手術を切望していました。パンデミックが始まる頃には、ポールの健康状態は急激に悪化していました。そこから、彼と私の映画を取り巻く状況が一変したのです。

ロンドンのパブ「Cart & Horses」(“アイアン・メイデン誕生の地”として知られる)を切り盛りするカストロ・ペルジョニが、ポールが自分の運命を自ら切り拓けるようクラウドファンディングキャンペーンを開始しました。世界中のメイデン・ファンが支援しました。さらに、クロアチアのメイデンの熱狂的ファンで作家のStjepan Jurasが、ザグレブでの治療をポールに提案。そこでなら手の届く費用で治療が受けられると言い、ポールはそれを受け入れました。疑いなく、カストロとStjepanはポールの人生を変えただけでなく、その命を延ばしたのです。

私の映画は、主に彼らの尽力に焦点を当てています。ポールの生涯の終わりに訪れた、ささやかな幸福のほとんどは、間違いなく彼らの働きかけのおかげでした。というわけで、今日は“ザ・ビースト”を偲んで、舞台裏の写真をいくつか共有します」