
バック・トゥ・ザ・フューチャー(C)1985 Universal City Studios,Inc. All Rights Reserved.
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する、誰もが憧れたタイムマシン「デロリアン」。しかし、実際に乗ったマイケル・J・フォックスは撮影当時、デロリアンにあまり良い印象を持っていなかったようで、新しい回顧録『Future Boy』でデロリアンを運転するのが嫌いだったと書いています。Film Newsで抜粋が紹介されています。
「(撮影で)デロリアンを運転することになった。君が何を考えているか分かるよ…かっこいい! 最初は僕もそう思った。だけど、すぐにデロリアンを運転するのが嫌になったんだ。
まず第一に、率直に言って、あれは最低の車だ。加速は遅いし、内装も安っぽい。(内装は)特殊効果チームがいろいろ手を加える前の話で、全部で数百万ドルも改造費がかかっている」
デロリアンの車内には、数多くの追加アイテムが設置されましたが、フォックスはそのほとんどが安全とは言えないことにすぐに気づいたという。
「フラックス・キャパシターとか、各種のタイムクロックとか、あの急ごしらえの装飾品は、どれも角張っていて、金属質で鋭利なものばかりだったんだ。
運転席に座った最初の夜から、映画の撮影が終わるまでの間ずっと、僕の手は切り傷だからけで、拳は打撲し、ひじはユニークなデザインの角張ったコンソールにぶつけて傷だらけになった。
ショービジネスでよく言うけど、痛みは一時だが、映画は永遠だ」