オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)とマドンナ(Madonna)の未発表デュエット音源がどこかに眠っているようです。1992年にリリースされた、オジーと俳優のキム・ベイシンガーがヴォーカルを務めたWAS(NOT WAS)の「Shake Your Head」は、もともとオジーとマドンナのデュエット曲としてリリースする計画でした。しかし、マドンナはそのリリースにNGを出して、代わりにキム・ベイシンガーが起用されました。WAS(NOT WAS)のドン・ウォズ(Don Was)が米ローリングストーン誌の新しいインタビューの中で明かしています。
「Shake Your Head」は最初、オジー・オズボーンが一人でヴォーカルを務めたヴァージョンが1983年にリリースされました。
WAS(NOT WAS)は1983年、2ndアルバム『Born To Laugh At Tornadoes』を録音していたとき、「Shake Your Head」のヴォーカルを録るためにゲスト・ミュージシャンを呼びました。最初に呼ばれたのは、当時はまだ無名の若手セッションシンガーだったマドンナでした。ドン・ウォズは「彼女は素晴らしい仕事をしてくれた…でも、もうそれはWAS(NOT WAS)らしくなかったんだ」と振り返っています。
そこで彼らは、ブラック・サバスのライヴで初対面したオジー・オズボーンを招きました。オジーは当時、ソロアルバム『Bark At The Moon』のリリースに向けて準備を進めていました。彼らはオジーに、エレクトロなトラックの上でラップのように歌ってもらい、それを採用しました。
オリジナル・リリースから8年後、WAS(NOT WAS)は、グループのコンピレーションアルバム『Hello Dad... I'm in Jail』のために、「Shake Your Head」を再レコーディングしました。オジーはヴォーカルパートを再録音しています。