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再結成したボブ・モールド率いるシュガー メンバー3人がコメント発表

2025/10/16 11:15掲載
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Sugar 2025
Sugar 2025
ハスカー・ドゥ(Hüsker Dü)解散後にボブ・モールド(Bob Mould)を中心に結成されたバンド、シュガー(Sugar)。再結成が正式に発表されましたが、メンバー3人それぞれが再結成について語ったコメントが発表されています。

今回の再結成では、オリジナル・メンバーのギター/ヴォーカルのボブ・モールド、ベーシストのデヴィッド・バーブ、ドラマーのマルコム・トラヴィスが再結集しています。彼らは30年ぶりの新曲「House of Dead Memories」をリリースし、ミュージックビデオも公開されています。また2026年5月にはニューヨークとロンドンで再結成ライヴを行うことも発表されています。

彼らの最後のコンサートは1995年1月の仙台公演でした。再結成公演は30年ぶりの公演です。

米ローリング・ストーン誌の新しいインタビューによると、シュガーは10年以上前に20周年記念で再結成する計画があったという。結果的にこの時の再結成は実現しませんでしたが、今回リリースされた30年ぶりの新曲「House of Dead Memories」は、この20周年記念再結成のために書かれた曲だという。

また今後について、モールドは「先走りたくはないんだ。人々の反応が今後の可能性──さらなる楽曲制作か、さらなる公演か──を大きく左右するだろうね。3人とも、しっくり来ることなら何でもやるつもりだ。あとは、みんながまだ興味を持ってくれているかどうかを確かめたい」とコメントしています。

■ボブ・モールド:

「シュガーは隕石のようなバンドだった。1991年はずっと、新しい曲を書いたり、ソロ公演で演奏したりしていた。デヴィッドとマルコムとは、それまで会ったことはなかったけれど、僕はこの3人ならうまくやれると確信していた。

シュガーは働き者だった。1992年初頭の数週間のリハーサルを経て、3か月かけて『Copper Blue』と『Beaster』をレコーディングした。1992年の夏までには、僕らが作り上げたものにぴったりの音楽的環境が整っていた。

シュガーは現象だった。誰もその結果を予想できなかった。僕らはハンドルを握り続け、ワイルドな旅をできるだけ楽しもうとした。シュガーはポピュラー音楽の転換期の一部であり、そして僕の人生でも特別な時間だった。

長い休止は終わった。再生ボタンを押せるのが楽しみだ。2026年に会おう!」

■デヴィッド・バーブ:

「1995年に最後に演奏して以来、僕は何百枚もの楽曲制作に関わり、世界中の音楽関係者と交流してきた。シュガーの話題になると、それはまるで霧に包まれた伝説のようで、みんなは遠い昔のこととして覚えているか、あるいは噂で聞いただけかのどちらかだった。ファンのみなさんに、それを現実として体験してもらえるのが楽しみだよ。

今回の公演を本当に心待ちにしている。ボブのアンプが再び、僕のズボンの裾を震わせるのを感じたとき、すべてが現実になるだろう」

■マルコム・トラヴィス:

「シュガーの復活は、長年夢見てきた瞬間なんだ。活動期間が短かったにもかかわらず、僕たちが成し遂げたことは今でも自分でも信じられないくらいだ。

あの期間には本当に多くのことが詰まっていた……ツアー、ライヴ、レコーディング、そして僕らを愛し支えてくれた多くの人たちとの出会い。ボブとデヴィッドとまた一緒に活動できることは最高の贈り物だし、これから先に何が待っているのか楽しみでならない。

2026年にみんなのもとへ届けに行くのが待ちきれないよ……シートベルトをしっかり締めておいてくれよ、みんな」