リサ・ローブ「Stay (I Missed You)」　ミュージックビデオを監督した俳優イーサン・ホークがMV制作を回想

リサ・ローブ（Lisa Loeb）は映画『リアリティ・バイツ』で使われた「Stay (I Missed You)」で、レコード会社未契約で米シングルチャート1位を記録するという史上初の快挙を成し遂げました。この曲のミュージックビデオを監督したのは俳優のイーサン・ホーク（Ethan Hawke）。彼は『Track Star』の新しいインタビューの中で、このビデオの制作について振り返っています。

ホークは『Track Star』では、冒頭数秒を聴いて、その曲が誰のなんという曲なのか当てる音楽クイズ番組に挑戦しています。その問題のひとつが「Stay (I Missed You)」でした。冒頭数秒を聴いたホークが思い出に浸りながら、このミュージックビデオを監督したことを誇らしげに振り返っています。

ホークは当時、ニューヨーク市でローブの向かいのアパートに住んでいました。2人は友人となり、ローブはホークの舞台のために音楽を作ったこともありました。

ホークはこう話しています。

「“Stay (I Miss You)”という、ちょっとしたミュージックビデオで、Spin誌から年間最優秀ミュージックビデオ賞を受賞したんだ。ロック史上で初めてレーベル無所属アーティストがシングル・ナンバー1を獲得した作品でもあるよ。

この曲はサビで始まり、サビで終わる。そこで気づいたんだよ。“曲に繰り返し部分がないならカットする必要はない。ワンカットで全編を撮れる”ってね」

椅子に座る猫のシーンから始まり、ニューヨークの誰もいないアパートの中を歩き回りながら歌うローブをワンカットで撮影しました。ビデオに登場する猫は、ホーク自身のペットで、名前はマルドーだという。

ホークは「ミュージックビデオを作るのはクールだよ。本当に楽しい」とも付け加えています。