
Ozzy Osbourne and Zakk Wylde - Photo credit: Mark Weiss Photography
ザック・ワイルド(Zakk Wylde)が
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)について、いつも感心していたのは「どんな時でも前に進み続ける彼の不屈の精神」だという。オジーが亡くなった後に米ロサンゼルス・タイムズ紙が行った新しいインタビューの中で、オジーから最も学んだことである彼の「タフさ」について語っています。
「いつも感心していたのは、どんな時でも前に進み続ける彼の不屈の精神。
サバスの時も、自分がクビになったとき、彼は本当に打ちのめされて“これから俺はどうすればいいんだ?”って感じだった。“仕事でも探すしかないな、夢は終わった”なんて言ってたくらいだ。でも、そこからランディ(ローズ)と出会い、再起のチャンスを得た。なのにランディが亡くなってしまう。せっかくまた上向いてきたところで、突然また足元をすくわれるような出来事が起きた。それでもひたすら突き進む彼の姿は、本当に信じられないよ。
(最終公演では)ステージ上で彼の声がボロボロになる場面が何度かあったし、彼が“もう無理だ、延期するか中止にするしかない。ごめん、もう歌えない”と言うんじゃないかって思った時もあった。そんな時は、俺は神様に必死で祈ってた。何とか乗り切れますようにってね。でも“War Pigs”の頃には、その心配を打ち砕いた。
さっきも言ったけど、彼のタフさにはいつも感銘を受けていた。最終公演では彼は“絶対にやり遂げるんだ”と自分に言い聞かせていた。そして本当にやり遂げた。彼には“絶対に諦めない”という揺るぎない信念があったんだ。
ライヴ後、俺は彼にメールでこう伝えた。“オジー、お前は決して諦めない男だ。最高だったぜ”。間違いない、あの人は、そのタフさだけでも本物だ。
(インタビュアー:彼から最も学んだことは何ですか?)
タフさ。もし彼がファイターやボクサーだったら、どんなに打ちのめされても戦い続けたはず。でも同時に、彼は世界一大きな心の持ち主でもあった。彼は人が落ち込んでいるのを見るのが嫌いだった。だから、そう、彼は本当に心のきれいな人だった。そして、人に求める最高の資質を全て備えていた。とても寛大で、心のきれいな人で、そして鋼のようにタフだった。そして、迷いなく前進し続ける。そのどれもが素晴らしい彼の魅力だ。本当に素晴らしい。
(インタビュアー:彼の何を覚えていてほしいですか?)
さっきも言ったとおり、彼は本当に心のきれいな人だった。誰かに望む最高の資質を全部備えていた――心の優しさに、鉄のように強いタフさを持ち、決して諦めない男だったんだ」