メタリカ(Metallica)の
ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)は若いアーティストにアドバイスを送っています。
メタリカの新しいドキュメンタリー映画『Metallica Saved My Life』の上映会の後に行われたトークセッションに参加したウルリッヒは「メタリカの足跡を辿ろうとする若いアーティストへのアドバイスは?」の質問に、こう答えています。
「諦めずに頑張り続けること。集中すること。確かに、いわゆる“1万時間の法則”(※何かを極めるには約1万時間の練習や努力が必要)は、俺がいつも頭の中で考えることだ。時間を費やす必要がある。費やす方法は様々だ。本を読んだり、誰かに教えてもらったり、何でもいい。実際にギターやドラムを演奏したり、自分がやっていることをひたすらやったり、聴いたりしてもいい。正しい道も間違った道もないんだ。
それが何であれ、時間を費やす必要があるのは明らかだと思う。映画を作るにせよ、映画祭を運営するにせよ、何であれ、とにかく時間を費やす必要がある。そして、自分の動機に正直でいることも大事だ。これもまた同じで、動機に正しいとか間違っているとかなんてものはない。音楽をやりたいのは、内なる情熱が燃えているからか? 有名になりたいから? お金持ちになりたいから? どれが良いとか悪いとかなんてない。でも、自分の動機について自分を偽ってはいけない。俺の言いたいこと、わかるよね。そうすれば、行きたい場所に、たぶん迷いや障害が少ない形でたどり着けるはずだよ」