ジョーン・ジェット＆ザ・ブラックハーツやビリー・アイドル等で活躍　ドラマーのトミー・プライス死去

約30年にわたりジョーン・ジェット＆ザ・ブラックハーツ（Joan Jett and The Blackhearts）で活躍したドラマーで、ビリー・アイドル（Billy Idol）をはじめ数多くの著名アーティストとも共演した人気のセッション・ドラマーでもあったトミー・プライス（Thommy Price）が死去。妻のステファニーがSNSで発表。68歳でした。

プライスは16歳の頃からドラム演奏でツアーに出ていた。1982年から1984年にかけて、プライスはスキャンダルのメンバーで、同バンドの最大のヒット曲「The Warrior」でドラムを演奏した。

その後プライスはビリー・アイドルのバックバンドに参加し、1980年代半ばの数年間を同バンドと共に過ごした。プライスはアイドルの1983年のヒットアルバム『Rebel Yell』にも参加し、タイトル曲のドラム演奏を担当した。

プライスは1986年、ジョーン・ジェット＆ザ・ブラックハーツに加入。2016年にバンドを離れるまで、約30年にわたってメンバーとして活躍した。スタジオアルバム8作に参加し、彼が演奏した数多くの楽曲の中には、1988年のトップ10ヒット「I Hate Myself for Loving You」も含まれる。

プライスが共演した他のアーティストには、ロジャー・ダルトリー、サイケデリック・ファーズ、ブルー・オイスター・カルト、デボラ・ハリー、ウォーターボーイズなどがいる。

訃報を受け、ジョーン・ジェット＆ザ・ブラックハーツと、ビリー・アイドルは追悼コメントを発表しています。

■ジョーン・ジェット＆ザ・ブラックハーツ

「ブラックハート・ファミリーのメンバー、唯一無二のトミー・プライスを失いました。トミーは40年にわたってブラックハートの伝説的なドラマーでした。彼はドラマーの中のドラマーであり、多くの人から敬愛されていました。胸が張り裂けそうです。彼の美しいご家族へ愛を込めて。トミー、愛してるよ」

■ビリー・アイドル

「昨日、トミー・プライスが亡くなったと聞き、とても悲しいく思います。妻のステファニー、娘のブルックリン、そして彼を知り愛していた多くの友人、家族、仲間の皆さんにお悔やみ申し上げます。

トミーは素晴らしいミュージシャンでありドラマーでした。1983年、土壇場で駆けつけ、俺のアルバム『Rebel Yell』に彼ならではの確固たる足跡を残してくれました。彼は作品を驚異的な完成へと導いてくれ、その後『Rebel Yell』と『Whiplash Smile』のツアーにも参加してくれました。さらに、長年にわたりジョーン・ジェット＆ザ・ブラックハーツでも演奏していました。

トミーは友人であり、音楽の同志でもありました。関わるすべてに計り知れない才能とハートを注いでくれた人物でした。彼がいなくなることが本当に寂しいです。
ロック・オン、トミー。
愛を込めて」

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