スリップノット「Duality」のミュージックビデオで破壊された家が売りに出される

スリップノット（Slipknot）「Duality」のミュージックビデオは、改装予定だった家で撮影され、ファンたちによって家が破壊されたため、50万ドル（当時約5,500万円）相当の損害が発生したと言われています。この家は現在、売りに出されています。

スリップノットの地元である米アイオワ州デモインのメディアThe Des Moines Registerによると、入札は10月14日に開始されます。ウェスト・デモインにあるこの家は、当時の所有者が2005年9月に借りた住宅ローンのうち、141,404ドル（約2,170万円）を返済することできなかったため、1月に差し押さえられました。この家は2025年時点の推定336,400ドル（約5,160万円）の価値があるという。

スリップノットは2004年3月27日、100人以上のファンとともにこの家で「Duality」のミュージックビデオを撮影しました。撮影では、ファンが車に飛び乗ったり、壁を突き破ったり、リビングルームの天井を引き剥がしたりしたため、50万ドル相当の損害が発生したと言われています。

当初、バンドは撮影に集まる人数を50～100人ほどと見込んでいましたが、募集をかけると予想を大きく上回る人数が集まりました。中にはウクライナから飛行機で駆けつけたファンもいました。撮影では軽傷者も出ており、2人が割れたガラスで切り傷を負いました。別の2人は、自分たちで持ち込んだ野球バットでフォード・トーラスを叩き壊したため、撮影現場から退去させられました。

「Duality」のミュージックビデオはYouTubeで4億6400万回以上再生されています。