ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ(Joan Jett and The Blackhearts)によってロック・アンセムとなった「I Love Rock 'n' Roll」。ジェット版のギターを演奏したリッキー・バードは、この曲のギターソロを録音する前に、
マウンテン(Mountain)の
レスリー・ウェスト(Leslie West)から重要なアドバイスを受けたと米Guitar Worldの新しいインタビューの中で語っています。
「I Love Rock 'n' Roll」はもともと1975年にアローズのアラン・メリルによって書かれた楽曲で、ジェットはテレビ番組でアローズがこの曲を演奏しているのを観てカヴァーしたいと考えました。ザ・ラナウェイズではそのアイデアは却下されましたが、ソロに転向した際に再び取り上げました。
ジェットは1979年にセックス・ピストルズの2人、スティーヴ・ジョーンズとポール・クックと一緒にこの曲を初レコーディングし、この最初のヴァージョンは1979年に「You Don't Own Me」のB面曲としてリリースされました。
そして1981年に、ジェットは今度は自身のバンド、ザ・ブラックハーツと一緒にこの曲を再びレコーディングしました。リッキー・バードは、この曲のギターソロを録音する前に、レスリー・ウェストから重要なアドバイスを受けたと語っています。
「最初、確かセックス・ピストルズのメンバー数人と彼女が演奏したヴァージョンを出たんだよ。(新たにブラックハーツと一緒にレコーディングすることになり)レスリー・ウェストに“この曲はどう弾けばいい?”と聞いたのを覚えている。彼からは“メロディを弾け”と言われた。昨日のことのように覚えている。彼は“必ずメロディを奏でろ”と言った。マウンテンの曲を聴けばわかるけど、常にメロディックなスタイルを貫いている。俺のプレイもそうなってると思うよ」