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ジェフ・ベックとイモージェン・ヒープの出会いは即興のギターレッスン でもその時、彼女はベックが誰なのか知らなかった

2025/10/03 18:05掲載
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Jeff Beck featuring Imogen Heap
Jeff Beck featuring Imogen Heap
20年以上前にジェフ・ベック(Jeff Beck)とレコーディングやライヴを共にしたイモージェン・ヒープ(Imogen Heap)。このコラボレーションはどのように実現したのか? ヒープは英ガーディアン紙の新しいインタビューの中で、2人の出会いを振り返っています。

「ジェフと出会ったのは19歳の時、(フランス)のドルドーニュにある(ポリスのマネージャー)マイルス・コープランドの城で開催されたソングライティング・キャンプでした。

私は他の参加者よりずっと若く、人付き合いも不器用だったから、けっこう酔っていた。外に座って、ギターをひどく下手くそに弾いていると、ジェフ(と後に判明した人物)が“コードの押さえ方を教えてあげるよ”と言ってくれた。私は“すごい!上手い!”と言いました。

その夜遅く、私は酔っ払ってゴルフカートを運転して、マイルスのお母さんの自慢のテラコッタの鉢に突っ込んでしまいました。

1週間後、マネージャーから“ジェフ・ベックに会ったのか?”というメッセージが来ました。彼はとても有名で伝説的なギタリストなんだと教えてくれたのですが、全然知りませんでした! その彼が私に自分の曲で歌ってほしいと言っている、と(マネージャーは言っていた)。私は彼の美しい曲“Nadia”をできる限り心を込めて歌い、いくつか彼と一緒にライヴにも出ました。

彼は優しい人で、私は彼のことが本当に大好きでした。あの世代の多くの人たちは、長年、自分の好きなことをやってこられたことに心から感謝していて、得た名声の大きさに比べて、エゴはとても小さいのです」