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オジー・オズボーン 最後のインタビューで「素晴らしい人生だった。何も変えたいとは思わない」 また今年初めに敗血症で危ない状態だったことも明らかに

2025/10/03 11:48掲載
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Ozzy and Sharon Osbourne -  documentary『Ozzy Osbourne: Coming Home』
Ozzy and Sharon Osbourne - documentary『Ozzy Osbourne: Coming Home』
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)の最後の3年間を撮影したオフィシャル・ドキュメンタリー『Ozzy Osbourne: Coming Home』が英BBCで10月2日に放送されました。オジーは最後のインタビューの一つで、自身の人生について「素晴らしい人生だった。何も変えたいとは思わない」と語っています。BBCはドキュメンタリーからの抜粋を同局のサイトでも紹介しています。

ドキュメンタリー『Ozzy Osbourne: Coming Home』は2022年から2025年にかけて撮影されました。ロサンゼルスから英国への帰国を計画したオジーとその妻でマネージャーのシャロンの最後の3年間を追った作品です。当初は8月に放送される予定でしたが、オジーの訃報を受け、「放送するのをもう少し待ってほしい」という遺族の意向を尊重するため放送が延期されていました。

オジーは最後のインタビューの一つで、今年7月5日に故郷のバーミンガムで開催された最後のコンサート『Back To The Beginning』について、こう語っています。

「あのライヴは最高の幕引きだったな」

また最後の公演では「感情」に押しつぶされそうになったとも語っています。

「言葉が出てこなかった」とオジーは振り返り、重度の脊椎損傷のため王座に座って歌わなければならなかったのは「拷問のようだった」と付け加えました。

「ステージを駆け回れず、そこに座っていなければならなかったことが、俺にとって唯一ひどく苛立たしいことだった。立ち上がって歌いたかった。9曲のあいだ、あの椅子に座り続けるのは本当に、みじめな気持ちにさせられたよ」

オジーはドキュメンタリーの最後にこう語っています。

「本当に楽しかったよ。血と汗と涙もたくさん流してきたんだ、わかるだろ。素晴らしい人生だった。もう一度人生をやり直せるとしても、何も変えたくないね」

また、オジーは回顧録『Last Rites』を遺作として出版します。海外で10月7日発売。

英タイムズ紙に掲載された抜粋によると、オジーは今年初めに敗血症を患い、ある時点では「本当に危ない状態だった」という。「家族全員が、もうダメだと思っていた」と彼は書いています。また、5月に英国に戻った直後、血圧に関する懸念から8日間入院したことも明かしています。

そしてオジーは、ロサンゼルスを離れる前、かつての薬物やアルコールへの依存を果物に置き換えたと書いています。

「一時期、リンゴにハマった。でも、どんなリンゴでもいいわけじゃない。 ピンクレディーじゃなきゃダメなんだ……ある晩なんて、12個も食べたよ。ピンクレディー依存症の会に入らなきゃいけないほどだった。ある日起きたら、尻からリンゴの木が生えてくるんじゃないかと思うほどさ」