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ポリフィアのティム・ヘンソン 若いギタリストや楽器を始めたばかりの人へアドバイス 「できる限りすべてを耳で学べ」

2025/09/29 12:55掲載
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Tim Henson
Tim Henson
現代のギターヒーローのひとり、米テクニカル・インストゥルメンタル・メタル・バンド、ポリフィア(Polyphia)のギタリストであるティム・ヘンソン(Tim Henson)はポッドキャスト『Music Zoo』の新しいインタビューの中で、若いギタリストや楽器を始めたばかりの人へのアドバイスとして「できる限りすべてを耳で学べ」と語っています。

「僕たちはタブ譜を販売している。生活費を稼ぐための手段の一つだし、素晴らしいツールで助けになるとも思っている。でも、ギターを弾きたい若いギタリストたちには、耳で学んでほしい。できる限りすべてを耳で学んでほしいんだ。

どうしても理解できなかった部分があれば、もちろんタブ譜で確認しても構わない。でも、まずは耳で覚えるんだ。どんなミュージシャンにとっても最も重要なのは、音を聴いて弾けるようになることなんだよ」

ヘンソンのこの助言は、自身の経験に基づいています。彼はヴァイオリンからギターに転向し、耳でギターを学びました。それを彼はクラシック音楽の堅苦しい枠組みからの「脱出」と捉えていたという。彼はこう続けています。

「僕はまずヴァイオリンを始めた。ギターを始める前、3歳から始めたんだ。ヴァイオリンの楽譜はかなり読めるよ。でもギターの楽譜となると、どこにどの音があるのか、ほとんど分からない。耳で覚えたからね。それに僕にとってヴァイオリンはすごく堅苦しくて、音楽への愛をほとんど殺しちゃうようなものだったんだ。

音楽が嫌いになった。特にクラシック音楽は、基本的にずっとカヴァー曲をやっているようなものだからね。創造性の余地が全くない。10歳でギターを手にした時、それはその世界からの脱出手段だと思ったんだ」