彼は、ロックソングにおいてベースが最も重要だと言っていた。ベースがしっかりと存在し、躍動感とリズム感を与えているかどうかが重要なんだと。なぜなら、ベースはドラムとギターをつなぐ架け橋だからだね。適切にミキシングし、ギターを引き立てるようにすると、ベースは曲に重厚感を与える。ベースは切れ味を持たせつつ、低音域を支えるという難しい役割を担っている。彼はミキシングにおいて非常にベース重視で、ベースが確実に聴こえるようにしていた。僕たちが一緒に制作したアルバムを聴けばわかるが、そこには非常に多くのベースが含まれているのがわかる。“Under the Graveyard”をチェックしてみてほしい。低音の厚みがわかるはずだ。さらに彼は、すべてのミックスダウンのあらゆる細部にまで関与していた。それほどまでに、彼は細部にこだわっていたんだ」