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ディープ・パープルのロジャー・グローヴァー、マーティン・バーチは“バンドの6人目のメンバー”だったと回想

2025/09/26 20:03掲載
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Martin Birch
Martin Birch
ディープ・パープル(Deep Purple)ロジャー・グローヴァー(Roger Glover)は、バンドの初期作品のエンジニアリングやプロデュースを手がけたマーティン・バーチ(Martin Birch)は“バンドの6人目のメンバー”だったと振り返っています。グローヴァーは、エディ・トランクのインタビューの中でこう話しています。

「俺たちは、いくつものスタジオで『(Deep Purple in)Rock』のレコーディングをした。まあ、ほとんどのスタジオは問題なくできたけど、なかでも、マーティンとは本当に気が合ったんだ。彼は同じユーモアのセンスを持っていて、それに本当に素晴らしい人だった。一緒にいて楽しくて、彼は本当にバンドの6人目のメンバーだった。『Rock』の後で思ったんだ。もう他の誰とも仕事をしたくないなって。それでマーティンが俺たちのエンジニア、サウンドエンジニアになったんだ。

マーティンから多くのことを学んだよ。俺もプロデューサーになったからね。特に(1973年に)バンドから追い出されてからはね。数年後、俺はヒット曲のプロデューサーという立場になった…マーティンから本当に多くを学んだと思うよ。俺はよく彼に“なぜこれをするの?コンプレッションは何をするの?”とか、いろんなことを質問していた。彼は喜んでそれを教えてくれた。だから、彼には本当に感謝しているんだ」

グローヴァーは1970年のアルバム『Deep Purple in Rock』の録音中にバーチと初めて出会った時のことも振り返っています。

「俺たちはツアーにも出なければならなかった。だから、スタジオで1、2日作業したら、3、4日ツアーに出て、また戻ってきて2日作業する。そういう感じで、複数のスタジオを転々としていたんだよ。

最初はロンドンのIBCで始めて、次にアビーロードに行った。もっと時間が必要になったけど、どこも予約でいっぱいだった。そこで、デ・レイン・リー・キングスウェイというスタジオが空き、彼はそこでハウスエンジニアをしていた。そこで出会ったんだ。彼はデ・レイン・リーのスタッフだった」