ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)は英Metal Hammerの新しいインタビューの中で、
アイアン・メイデン(Iron Maiden)加入時のことを振り返り、バンド加入を決意させた
ポール・ディアノ(Paul Di'Anno)時代の楽曲を明かしています。
メイデン加入前、ディッキンソンはサムソンのメンバーで、1979年5月にはメイデンがサムソンのオープニング・アクトを務めていました。ディッキンソンはメイデンの強みも弱みも十分に認識していたという。
「彼らの演奏を見て“すげえ、格別だ”と思ったのを覚えている。ポールについては“確かに彼はいい。でも、もし俺が歌ったら…”と考えていた」
その機会は2年後に訪れました。ディアノは1981年秋に解雇されます。その時点で、ディッキンソンはすでに密かにオファーされていました。どの曲がバンド加入を決意させた決め手となったかを明かしています。
「“Killers”だよ」
バンドの2ndアルバムのタイトル曲で、オーディションでは「Wrathchild」と「Remember Tomorrow」と共にこの曲も歌いました。ディッキンソンはこう続けています。
「15歳の時にディープ・パープルを発見した時のことを思い出させてくれたんだ。もちろん、現代風にアップデートされた感じでね。同じエネルギーを感じたよ。
ギター、ドラム、ベース、すべてが詰まっていた。デイヴ(マーレイ)はリッチー(ブラックモア)の精神を受け継いでいた。すべてが最先端で、本当に前に突き進んでいた。“Wratchild”や“Murders In The Rue Morgue”もね」