Micky Dolenz and Davy Jones of the Monkees with Tommy Boyce and Bobby Hart in 1975. Photograph: Chris Walter/WireImage
「恋の終列車(原題: Last Train to Clarksville)」「モンキーズのテーマ」「(I'm Not Your) Steppin' Stone」など、モンキーズ(The Monkees)のヒット曲をトミー・ボイスと組んで生み出したソングライター/プロデューサーのボビー・ハートが死去。86歳でした。
ボビー・ハートことロバート・ルーク・ハーシュマはアリゾナ州フェニックス生まれ。牧師の息子だった。自伝によると、彼は「目立ちたいという強い欲求」を持つ内気な少年だったという。音楽がその答えだった。1950年代後半にロサンゼルスに定住。当初はディスクジョッキーを目指したが、すぐにソングライター兼セッションミュージシャンとして活動を開始した。1960年のシングル「Girl in the Window」でソロアーティストとして短期間キャリアをスタートさせた。
同じ頃、バージニア州シャーロッツビル出身のシンガーソングライター、トミー・ボイスとも親交を深めた。ボイスとハートは、ジェイ&ジ・アメリカンズのためにトップ10ヒット曲「もっと寄りそって(Come A Little Bit Closer)」の共作を手掛け、その強力なコンビネーションが評価され、プロデューサーのドン・カーシュナーにスカウトされ、モンキーズの担当に任命された。