エンヤの長年の音楽パートナー、アイルランド人プロデューサーのニッキー・ライアン死去

エンヤ（Enya）の長年の音楽パートナー、アイルランド人プロデューサーのニッキー・ライアン（Nicky Ryan）が死去。アイルランドのHot Pressによると、ライアンは検査のため入院していましたが、突然の合併症が発生し、9月11日に亡くなりました。79歳でした。

ニッキー・ライアンはアイルランドの音楽プロデューサー、レコーディング・エンジニア、マネージャーでした。彼は、妻で詩人であり作詞家でもあるローマ・ライアンと共に、長年にわたってビジネスパートナーおよびレコーディングパートナーとしてエンヤを支え、彼女を世界的スーパースターへと導きました。

ダブリンで生まれ育ったライアンは、1970年代から1980年代にかけて、ゲイリー・ムーア、プランクスティ、クリスティ・ムーア、クラナドといったアーティストとのコラボレーションで高い評価を得た。

クラナドから脱退したエンヤは、ライアン夫妻が自宅裏庭に設置した16トラックのスタジオで、夫妻と共に曲作りを始め、エンヤ特有の幻想的なサウンドを創り出した。エンヤの1988年アルバム『Watermark』の驚異的な成功以来、彼女は全世界で8000万枚以上のアルバムを売り上げ、数多くの音楽賞を受賞している。エンヤはグラミー賞最優秀ニューエイジ・アルバムを4度受賞。ライアンもプロデューサーとして複数のグラミー賞を獲得した。