Ozzy Osbourne and Randy Rhoads - Photo by Getty Images
ランディ・ローズの物語や、少年の自殺の原因がバンドにあると訴えたジューダス・プリースト裁判、パンテラのダイムバッグ・ダレル殺害事件、Deathのチャック・シュルディナーの先駆的なキャリアなど、ヘヴィメタル史における重要人物や事件を特集するドキュメンタリー・シリーズ『Into the Void』が米国のHuluで9月22日に配信が開始されます。
ブラック・サバスのアルバム『Master of Reality』収録曲にちなんで名付けられた本作は全8話構成。プロレスの人気ドキュメンタリーシリーズ『Dark Side of the Ring』の共同制作者であるエヴァン・ハスニーとジェイソン・アイズナーが監督を務めています。
プレスリリースによると、書くエピソードの内容は以下の通り。
■エピソード1:ランディ・ローズ
ランディ・ローズは、ヘヴィメタル界屈指のギタリストの一人としての地位を確立した天才音楽家だった。シャロン・オズボーンをはじめとする彼の音楽仲間やコラボレーターたちが、彼のレガシーと、彼の命を奪った恐ろしい事故故について振り返る。
■エピソード2:NMEのKurt Struebing
1985年、シアトルのNMEは成功を収めようとしていた。しかし、フロントマンのKurt Struebingが精神障害の発作中に、言語に絶する酷い犯罪を犯してしまう。刑務所を出た後、バンドメンバーは彼をステージに再び迎え入れたが、2005年に謎の死を遂げてしまう。
■エピソード 3: ジュダス・プリースト裁判
1985年、ジェームズ・ヴァンスは、親友の命を奪った自殺協定から生き延びた。数か月後、彼はジュダス・プリーストの音楽が彼らを絶望へと誘ったと非難した。その後に行われた裁判は、ヘヴィメタルの将来を脅かすものとなった。
■エピソード 4: Deathのチャック・シュルディナー
デスメタルの創始者として崇拝されたチャック・シュルディナーは、その悲しみを革新的な音楽へと昇華させた。最後の作品を完成させようとしていた最中、34歳の若さでこの世を去った彼の死は、ファンと、兄の悲劇的な死で既に傷ついた家族に大きな悲しみをもたらした。
■エピソード 5: :ウェンディ・O・ウィリアムズ
1980年代、ウェンディ・O・ウィリアムズ(プラズマティクス)はパンクとメタルを融合させながら、消費主義と抑圧に激しく抗議した。わいせつ罪や暴行罪で起訴されたことで彼女の反抗心はさらに強まり、ウェンディは社会正義の闘いにおける象徴的な存在となった。
■エピソード6:コンフェス- イランのメタルクルセード:
2010年、イランのティーンエイジャー、Nikan Khosravi と Arash Ilkhaniは反体制のスラッシュメタルバン、コンフェスを結成。冒涜罪で死刑判決を受ける可能性に直面した2人は、メタルを作り続け体制と戦うため、大胆な逃亡を試みる。
■エピソード 7:ヘリオンのアン・ボレイン
メタルの先駆者ヘリオンのリーダーであるアン・“ハル”・ボレインは女性蔑視、業界内の偏見、性犯罪者と闘い続けてきたが、一連の恐ろしい出来事がきっかけで法律の道に進み、そこで搾取や虐待に直面している労働者や女性を擁護するようになった。
■エピソード8:パンテラのダイムバッグ・ダレル
2004年、パンテラの創設者であり、ギター界のレジェンドである“ダイムバッグ”ダレル・アボットが、狂信的なファンに殺害された事件は、メタル界にとって最も暗い日の一つとなった。この悲劇は、友人やバンドメンバー間の溝を深めたが、彼らは最近、彼の不朽のレガシーを称えるために再結成した。
トレーラー映像あり
VIDEO