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マイケル・ジャクソンのMVを監督したスパイク・リー、アルバムから「好きな曲を選んで」と言われて別の曲を選ぶと「違う、それじゃない!」とマイケルに怒られる

2025/09/10 17:12掲載
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Michael Jackson - They Don’t Care About Us (Brazil Version) (Official Video)
Michael Jackson - They Don’t Care About Us (Brazil Version) (Official Video)
マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)「They Don't Care About Us」のミュージックビデオを監督したのはスパイク・リー(Spike Lee)。米Stereogumの新しいインタビューの中で、監督することになった経緯について振り返っています。

「マイクが突然電話をかけてきたんだ。彼だとは信じられなくて、3回か4回くらい電話を切ったよ。

彼は“ダブルアルバム(『HIStory: Past, Present and Future, Book I』)を出すんだ。1枚目は新曲で、もう1枚はベストヒット集”と言っていた。(その後)彼は家に来て、CDをプレーヤーに入れて“1曲選んで”と言い、全部聴かせてくれた。“マイク、これは厳しいよ”と言ったら“1曲選ばなきゃダメだ”と。で、“Stranger In Moscow”を選んだ。そしたらマイクが怒り出して“違う、それじゃない! 君が選ぶべき曲はThey Don’t Care About Usだ”って言うんだよ。“マイク、もしそれがやってほしい曲ならやるよ!でも選べって言ったのは君だろ!”って言ったんだ(笑)。

マイクは(スパイク・リーが監督・製作・脚本・主演をした映画)『ドゥ・ザ・ライト・シング』の影響で、俺が絶対にその曲を選ぶと思っていたようだよ。彼は俺が絶対にその曲を選ぶと確信してたのに、俺は選ばなかった。彼は言ったんだ。“いや、Stranger In Moscowは選ばない方がいい。They Don’t Care About Usがいい”って言うから、“わかった、わかった、君の望むように”って答えたんだ。本当の話だよ。

あの頃、ポール・サイモンがアルバム『The Rhythm Of The Saints』を出していて、そのアルバムにはブラジルのドラムグループ、オロドゥンが使われていた。俺は“マイク、ブラジルに行ってオロドゥンと一緒に演奏しよう”って言ったら、彼は“行こう”ってすぐに決まったんだ。“They Don’t Care About Us”には2つのヴァージョンがあって、一つは刑務所で撮影したもので、もう一つはブラジルのバイーアとリオで撮影したよ」