Nuno Bettencourt (Image credit: Neil Lupin/Redferns via Getty Images)
エクストリーム(Extreme) の
ヌーノ・ベッテンコート(Nuno Bettencourt) は『Page Six』の新しいインタビューの中で、
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne) との最後の会話を明かしています。
その会話を交わしたのは、
ブラック・サバス(Black Sabbath) とオジーの最終公演『Back To The Beginning』でした。
「彼は俺たちのゴッドファーザーのような存在だった。70年代初頭に彼がそれを始めたことで、ロックはどんどんヘヴィになっていった。彼がブラック・サバスで成し遂げたこと、そして、そこから離れてソロアーティストのオジー・オズボーンとして全く別のキャリアを築き、さらにリアリティ番組のスターにもなった、彼はある意味でカルチャーに多大な影響を与え、さまざまな形で多くの人々に影響を与えた。だから、それはすべてを意味するんだ。
特に(オジーの最終公演に)参加し、ステージに上がって演奏し、彼と実際に話して別れを告げられたことは特別なことだった。俺たちは(彼がすぐに亡くなるとは)知らなかった。いや、予感はしていたが確信はなかった。だからあれは本当に特別な瞬間だったんだ。
俺が15歳の時だった。彼のギタリスト(ランディ・ローズ)が1981年か82年に飛行機事故で亡くなったとき、14歳の俺は自分が彼の後任になると信じていた。オーディションの募集広告があって、カセットテープを送れって書いてあったので、15歳の時にカセットに録音して送ったんだ。“これは俺の仕事だ。絶対に掴む”とね。でももちろん、連絡は来なかった。
それから12年後、ロンドンでエクストリームとしてエアロスミスのオープニング・アクトをしていた時、ブッキング担当から電話があった。“(オジーの妻でマネージャーの)シャロンから電話があって、オジーが君をバンドに入れたいって言っている”と。これは1995年か96年のこと。俺は断った。エクストリームはその頃、ブレイクしつつあるバンドで、ヒット曲も出していたからね。
『Back To The Beginning』の大きな集合写真を撮った時、俺は彼の足元にいて、最後に交わした言葉はこうだった。彼の手を掴んで言ったんだ。“今までありがとう、オジー、俺にとって大切な存在でいてくれてありがとう”と言うと、彼は俺の手を引いて“君は俺にノーと言った唯一のギタリストだ”と言った。でも彼は笑いながら“大好きだよ。ここに来てくれてありがとう”と言ってくれた。俺は“ありがとう”と答え、“すべてに感謝します”と言ったんだよ」
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