オジー・オズボーン・バンド、
バッドランズ(BADLANDS)、
レッド・ドラゴン・カーテル(Red Dragon Cartel)等での活躍でも知られるギタリスト、
ジェイク・E・リー(Jake E. Lee)。米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、自身の関節炎の悪化が自身の演奏にどのような影響を与えているかについて語り、同時にエレキギターへのアプローチや使用機材を再構築しなければならない状況の中で感じている「楽しさ」についても語っています。
関節炎は骨の末端を保護する軟骨が破壊されることで、関節の炎症、痛み、硬直がなどの副作用がよくみられます。手や手首に症状が現れる場合、ギター演奏に深刻な支障をきたす可能性があります。リーは右手首にその症状を抱えています。
「(回復のために)強化トレーニング、ストレッチ、ステロイド注射をたくさんやったよ。
(右手首の)軟骨はほとんどない。感覚はまったくなくて、骨と骨が直接擦れ合っている状態だね。主に右手の肘を使い、手首の動きを最小限に抑えながら、できるだけ肘の動きを多く使うプレイスタイルにしなければならなかった。医師が提案した唯一の手術は骨を融合させるもので、それだと手首がほとんど動かせなくなってしまう。それは避けたかった。
ずっと背中/腰の問題を抱えてきたから、手首の痛みなんて、それに比べれば大したことないよ(笑)。
普段は重いピックを使っているんだけど、軽いものに替えた。それで右手のタッチが軽くなり、面白い経験だったよ。左手は少し弱いので、最近は7(ゲージ弦)を使って、無理やりタッチを軽くしているんだ。
ビリー・ギボンズは7ゲージを使っているし、トニー・アイオミやブライアン・メイもそうだと思うけど、彼らは良い音色を出すのに何の問題もないから面白いよね。
面白くなってきたんだ。ある意味、ギターをまた一から学んでいるような感じだよ、弾き方は知っているのにね。楽しんでるよ。精神的には、理論的にも、何をすべきかは完全に分かっているけど、右手と左手に、自分に適応するように教え込まなきゃいけないんだ」