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ブラーのドラマー、「ステージ上で経験した最もカオスな出来事」を回想 「マジで最悪だった」

2025/09/07 21:49掲載
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Dave Rowntree
Dave Rowntree
ライヴ中にセットリストで次の曲を見たが、その曲が分からず、スタッフが自分たちの曲ではない曲名を書いて自分をからかっていると思ったドラマー。スタッフを問い詰め、その曲を耳元で歌ってもらうと“ああ、それか!”と自分たちの曲だと気付く。ブラー(Blur)のドラマー、デイヴ・ロウントゥリー(Dave Rowntree)が、英ガーディアン紙のインタビューの中で、「ステージ上で経験した最もカオスな出来事」として語っています。

「かなり昔、セットリストを見ていたら、次の曲のタイトルを見て、それが何か分からなかったことがあった。“これ、僕たちの曲じゃないよね?”。誰かが僕をからかってるのかと思ったんだよ。それでドラムテックを呼んで“これ、いったい何だよ?!”って聞いたら、彼はすごく変な顔をして“あなたの曲ですよ!”と言うんだよ。“じゃあ、歌ってみろよ!”って言ったら、彼が僕の耳元で歌ってくれて、その瞬間、“ああ、それか!”って気づいたんだ。いやー、マジで最悪だったよ」

またロウントゥリーは同じインタビューの中で、「音楽的、政治的、あるいはその他の分野で、宿敵と呼べる存在はいますか?」の質問にこう答えています。

「多くの人は、僕たちの音楽的な宿敵はオアシスだと思っている。確かに90年代の数ヶ月間はそうだったけど、その後はみんなとてもうまくやっている。ほとんどのインタビューでオアシスに関する質問を受けるが、ジャーナリストたちはたいてい最後の質問にそれを取っておく。僕が怒って席を立つのを恐れてのことだろうね。それがいつも笑える。30年も経った今でもまだ怒り狂っていると思われているなんてね! でも違う、宿敵を持つのは僕のスタイルではない。宿敵と呼べるものを持つには、まず自分がスーパーヒーローと呼べるものでなければならないよね? 僕はそうではないんだ」

さらに「最も不評なポップカルチャーに関するあなたの意見は何ですか?」の質問にこう答えています。

「“史上最高の音楽は今まさに作られている”と言うと、皆はいつも驚く。昔の方が音楽は良かったと考える人が多いけど、僕は“とんでもない!”と言いたい。それは単なる加齢現象だ。数年前にXFMでラジオ番組を担当する幸運に恵まれたけど、今の人たちが作っている音楽のレベルに圧倒されたよ」