ホール＆オーツの法的争いの決着をジョン・オーツが説明　解決したが「2人の関係を復活させることは不可能」

ホール＆オーツ（Hall and Oates）の2人、ダリル・ホール（Daryl Hall）とジョン・オーツ（John Oates）は2023年から法的争いを続けていましたが、2025年8月に和解しました。オーツは『The Zach Sang Show』の新しいインタビューの中で、この決着について説明し、二人の関係悪化について語っています。

この問題は、2023年、オーツが2人のジョイントベンチャー、ホール・オーツ・エンタープライズの株の半分をプライマリー・ウェーブ・ミュージック社に売却しようとしたことに端を発しています。このジョイントベンチャーは、ホール＆オーツの名前と肖像権、ロイヤリティ収入、ウェブサイトやソーシャルメディアの資産管理をしています。同年11月には、ホールはオーツが株の売却するのは2人の事業契約の条件に違反するとして、株式をプライマリ・ウェーブに売却するのを阻止するため訴訟を起こしました。その後、2025年8月、両者の法的争いは私的に解決されました。

オーツは新たにこう話しています。

「ダリルと僕は友好的にビジネス上の関係を分けることに合意した。それが結論だ。僕たちはそれぞれが追求したいことを追求していく。

僕たちは50年以上パートナーとして活動してきた。そのパートナーシップは多くのことを前提としていたが、正直言ってそれは時代遅れだった。50年前に契約を結んだ時、僕たちは子供だった。70歳になった今、人間もビジネスも全く同じではないんだよ。

僕は少なくとも、自分のクリエイティブな人生を、完全に自由で、今の自分に100％正直な形でやり遂げられるようにしたかったんだ」

2人は2024年春に行われたそれぞれのインタビューの中で、ホール＆オーツが正式に終わったことを認めていますが、今回のインタビューの中でもオーツは「船はもう出航した」と改めて強調しており、「全盛期のホール＆オーツを覚えていてほしい」と望み、「それを復活させることは不可能だ」と率直に認めています

オーツはまた、二人の関係が破綻し別れることになった経緯について詳しく説明し、もはや友人ではないことを認めています。

「時が経ち、僕たち二人とも年を重ね、人生経験が変わるにつれて、僕たちの関係も変化し、同じ目標を持たなくなってしまった。それが本当のところだよ」