1970年の大阪万博には新進気鋭のクリエイターが多数参加し、時代の先端を行く音響が会場にあふれていました。当時さまざまなパビリオンで使われた音楽・サウンドを通し、「現代芸術の祭典」とも言われた55年前の万博会場の熱気を紹介した、NHK-FMの現代音楽番組『現代の音楽』の特集「1970大阪万博のサウンドスケープ」がアンコール放送決定。9月14日(日)から3週にわたって放送されます。
■『現代の音楽』
NHK-FM 毎週日曜 午前8時10分
音楽学者・白石美雪が、独自のテーマ・視点による選曲や、コンサートのライヴ音源を通し、現代音楽の魅力をお伝えします。
<特集(3回シリーズ)「1970大阪万博のサウンドスケープ」>
●第1回「未来都市へようこそ!」
初回:2025年5月11日
再放送:2025年9月14日
1970年3月14日の開会式で演奏された曲を始め、さまざまなパビリオンで使われ「未来都市」を演出した楽曲を紹介します。
●第2回「前衛アートのパビリオン」ゲスト:松平敬(声楽家)
初回:2025年5月18日
再放送:2025年9月21日
バリトン歌手でシュトックハウゼン作品の研究・演奏に取り組む松平敬さんをゲストに迎え、「ドイツ館」でシュトックハウゼンが行ったライヴ・パフォーマンスについて解説していただきます。
●第3回「鉄鋼館と≪今日の音楽≫」ゲスト:柿沼敏江(音楽学者)
初回:2025年5月25日
再放送:2025年9月28日
武満徹がディレクターを務め、現代音楽に特化したパビリオン「鉄鋼館」。ここでは現代音楽祭「今日の音楽」も4日間に渡って開催されました。この音楽祭を聴いた柿沼敏江さん(音楽学者・京都市立芸術大学名誉教授)をゲストに迎え、当時の思い出を伺います。
番組ページ
https://www.nhk.jp/p/rs/6J686W68QL/