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スティーヴ・ヴァイ、イングヴェイの後任としてアルカトラス加入後初ライヴを回想 「みんな“イングヴェイ!”と叫んでいた」

2025/09/03 19:04掲載
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Joe Satriani, Steve Vai, Yngwie Malmsteen
Joe Satriani, Steve Vai, Yngwie Malmsteen
スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)は1984年、イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)の後任としてアルカトラス(Alcatrazz)に加入しました。ビリー・コーガンのポッドキャスト『The Magnificent Others with Billy Corgan』の最近のインタビューの中で、そもそも自分がそのポジションを得たことに驚いたと語り、また加入後初ライヴも振り返っています。

「ああ、めちゃくちゃ叩かれたよ。冗談だろ?って感じでね。イングヴェイが脱退した時、バンドにはまだ3公演残っていた。だから、セットリスト全曲を覚えるのに、たった1日しかなかったんだ。そもそも僕が雇われたこと自体驚いたよ…実際、人生で唯一オーディションを受けた時だったんだ。

みんな僕を望んでいなかった、ただ一人の男を除いてね。僕が(オーディションを)受けた後、クリス・インペリテリが受けていた。彼はイングヴェイみたいなプレイスタイルだったしね。

でもバンドの、その“ただ一人の男”が“もうイングヴェイみたいなのはいらない”って説得したんだ。僕のやっていることの中に、彼らが気に入ったものがあったらしくて、それで僕はバンドに入ることになったんだ。

最初のライヴの時、ステージに向かって歩いていくと、みんなが“イングヴェイ!”って叫んでいた。彼がバンドにいないことを知らなかったんだよ。僕は“ああ、これは面白くなりそうだ”って思ったよ。恥をかいても気にしなかった、面白い経験だったからね。

(インタビュアー:イングヴェイのような速弾きをやろうと思った?)

いや、できないよ。誰ができる?僕は自分のスタイルをやるだけ。イングヴェイのファンにとっては期待外れだったかもしれない。ステージに立った時の反応が最高に面白かったよ。あの顔の表情がね(笑)。ある意味成功だったと思う。誰も歓声を上げなかったけど、誰も帰らなかったからね(笑)」