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米国の小口関税の免除の撤廃 レコード・CD・カセットは関税変更の影響を受けないと報道

2025/09/02 10:40掲載
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CD, vinyl, cassettes
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米国は8月29日、800ドル(約12万円)以下の少額貨物に対して関税支払いを免除する「デミニミス」ルールの適用を停止し、課税を開始しました。ただし、米国税関・国境警備局は公式サイトで「情報資料」に該当する製品は「デミニミス」ルールによる免税対象を維持すると発表。mixmagなどの報道によると、これには書籍・雑誌、そしてレコード・CD・カセットテープなどのフィジカルの音楽製品も含まれるとのことで、これらは関税変更の影響を受けないようです。ただし衣類やポスターなどの音楽関連グッズは課税の対象となるという。

BBCニュースによると、今回の変更により米国国境での検査も強化されており、輸入品が顧客に届くまでに遅延が生じる可能性が高いという。免税対象であっても米国への配送は大幅に遅延する可能性があります。それに伴い、日本郵便は8月27日から、米国宛て郵便物の一部について、引き受けを一時停止しています。

Bandcampは関税変更に対応するためのガイドラインを公開しており、Bandcampは販売者に対して、購入者が「到着時にすべての税金、輸入関税、および/または関税を支払う」ことを意味するDDP(関税込み配送)を利用するよう推奨しています。