マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)の晩年に撮影され、彼女の生前最後のパフォーマンスも収められた公式ドキュメンタリー映画『Broken English』が完成。8月30日にベネチア国際映画祭でワールドプレミア上映される予定です。
監督はBAFTAノミネート経験のあるイアン・フォーサイスとジェーン・ポラード。
フェイスフルの晩年に撮影され、撮影された生前最後のパフォーマンスをフィーチャーした本作はシンガーソングライターであり、詩人であり、俳優である彼女が、芸術、サバイバル、レガシーについて語る、貴重で瞬間を捉えています。
また映画には、
ニック・ケイヴ(Nick Cave)、
ウォーレン・エリス(Warren Ellis)、
コートニー・ラヴ(Courtney Love)、スキ・ウォーターハウス、
ベス・オートン(Beth Orton)、ジェニー・ベスら友人や長年のコラボレーターたちも登場します。
名声、スキャンダル、そして変容の象徴として、フェイスフルは単なるミューズ以上の存在でした。彼女は世代の象徴であり、その世代を切り開く声でした。メディアに中傷され、業界から過小評価されながらも、失恋や依存症に耐え、鋭さや真実への洞察力を失うことな、35枚以上のアルバムをリリースし続け、常に自らを刷新し続けました。
本作は、ティルダ・スウィントンとジョージ・マッケイの2人が「忘却から文化的記憶を救うことを使命とする秘密の詩的組織」である「忘却しない省」の調査官して、その最初の「対象」となったフェイスフルを調査。インタビュー、アーカイブ映像、サウンドスケープを織り交ぜてフェイスフルを描くという。