映画『スパイナル・タップ』の続編にポール・マッカートニーとエルトン・ジョンがゲスト出演　その経緯を監督語る

映画『スパイナル・タップ（原題：This Is Spinal Tap）』の続編『Spinal Tap II: The End Continues』にはポール・マッカートニー（Paul McCartney）とエルトン・ジョン（Elton John）がゲスト出演しています。監督のロブ・ライナーは米ローリング・ストーン誌のポッドキャスト『ミュージック・ナウ』の新しいインタビューの中で、2人が出演することになった経緯を語っています。

「ポール・マッカートニーもエルトン・ジョンも連絡を取ったら、すぐに“いいよ”と言ってくれた。ためらう様子もなかったよ。

ポールのシーンの面白いところは、それが実際に起きた出来事に基づいているということ。その場所には、バンドが公演の準備をするリハーサルホールやステージがたくさんあるリハーサル施設があって、スパイナル・タップが公演の準備をしているときに、ポール・マッカートニーは別の部屋でリハーサルをしていた。ある日、スパイナル・タップがリハーサルをしているところに彼がたまたま入ってきて“一曲演奏してよ！”と言ったんだ。確か、彼らは（ザ・フォークメンの）“ Start Me Up”を演奏したと思う…だから（映画の中では）彼はたまたまニューオーリンズにいて、彼らがリハーサルをしていると聞いて立ち寄ったという設定になっているんだよ。

彼はいつもロック界で最も気さくな人だと言われ続けてきた。間違いなく、彼はそうだ。彼は本当に良い人で、誠実で地に足のついた人物だ。彼を好きになれないわけがない。だから映画の中で（スパイナル・タップのメンバー）デイヴィッド・セント・ハビンズが彼をこき下ろすのが大好きだ。完璧。でも彼は世界で一番優しい男だよ。

エルトンもとても気さくだったよ。彼とは一度しか会ったことがなくて、よく知らなかったんだけど、彼も素晴らしかった。つまり、こういう人たちはね、演奏が大好きで、音楽が大好きで、すぐに夢中になるんだ。

バンドはもちろん光栄に思っていたよ。こうした方々、二人のナイト、ポール卿とエルトン卿に来てもらえて本当に感激していたよ」



本作は米国では2025年9月12日に公開されます。

本映画にはポール・マッカートニー（Paul McCartney）、エルトン・ジョン（Elton John）、ガース・ブルックス（Garth Brooks）など、多数のスターがゲスト／カメオ出演しています。

映画『スパイナル・タップ』は架空のヘヴィメタルバンド、スパイナル・タップ（Spinal Tap）の全米ツアーに密着、当時隆盛を極めていたハードロック／ヘヴィメタル文化や音楽を痛烈に風刺したカルト的人気を誇るロック・モキュメンタリーです。

続編では、主要キャストのマイケル・マッキーン、ハリー・シーラー、クリストファー・ゲストが、それぞれスパイナル・タップのデイヴィッド・セントハビンズ、デレク・スモール、ナイジェル・タフネルを演じるために戻ってきます。監督のロブ・ライナーも架空の映画監督マーティン・ディベルギー役を再び演じます。

続編は、バンドが15年間の活動休止の後、最後のコンサートのために再結成するというもの。ザ・バンドの解散ライヴを記録した伝説的なコンサート映画『ラスト・ワルツ』（監督マーティン・スコセッシ）やレッド・ツェッペリンの『The Song Remains the Same』など、その時代の象徴的な音楽ドキュメンタリー映画の視覚的表現や慣習を踏襲し、ロックミュージシャンたちの劇的で風変わりでワイルドな行動を風刺しています。

またこの続編にあわせて制作された、劇中のヘヴィメタルバンド、スパイナル・タップ（Spinal Tap）の新スタジオ・アルバム『The End Continues』がリリース決定。アルバムにはエルトン・ジョン（Elton John）、ポール・マッカートニー（Paul McCartney）、ガース・ブルックス（Garth Brooks）、トリーシャ・イヤウッド（Trisha Yearwood）も参加。アルバムは続編『Spinal Tap II: The End Continues』の米国公開日と同じ2025年9月12日に同時発売予定。全13曲収録のアルバムには、新曲やクラシック曲の新ヴァージョンも含まれています。

以下は以前に公開された映像

特別映像：監督＆キャストのインタビュー、撮影舞台裏、本編映像など


アルバムからの1stシングル。エルトン・ジョンをフィーチャーした「Stonehenge ft. Elton John」のミュージックビデオ


映画『Spinal Tap II: The End Continues』のトレーラー映像

■『The End Continues』

1. Nigel’s Poem
2. Let’s Just Rock Again
3. (Listen To The) Flower People (with Elton John)
4. Brighton Rock
5. The Devil’s Just Not Getting Old
6. Cups and Cakes (with Paul McCartney)
7. I Kissed A Girl
8. Angels
9. Big Bottom (with Garth Brooks and Trisha Yearwood)
10. Judge and Jury
11. Rockin’ In The Urn
12. Blood To Let
13. Stonehenge (with Elton John)