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『横尾忠則のレコードジャケットの世界 ― アートピースとして出会う展示販売会 ―』 代官山 蔦屋書店で開催決定

2025/08/28 11:50掲載
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横尾忠則のレコードジャケットの世界 ― アートピースとして出会う展示販売会 ―
横尾忠則のレコードジャケットの世界 ― アートピースとして出会う展示販売会 ―
サンタナ『ロータスの伝説』をはじめ、横尾忠則がジャケットデザインを手がけたレコード作品を厳選して紹介する『横尾忠則のレコードジャケットの世界 ― アートピースとして出会う展示販売会 ―』が、9月15日(月・祝)から9月30日(火)まで代官山 蔦屋書店(2号館2階 Anjin)で開催されます。横尾忠則がデザインしたレコード作品、約100点が勢揃い。9月18日(木)にはトークイベントも行われます。

代官山 蔦屋書店がアナログレコード専門店Face Recordsを展開するFTF株式会社と共に行うイベントで、会場では、横尾忠則の代表作品シリーズ「Y字路」の誕生25周年を記念した最新刊や関連グッズなども販売されます。

以下、FTF株式会社のプレスリリースより

絶頂期にあったアメリカのラテン・ロック・バンド、サンタナが1973年に初来日した際に繰り広げられたライブをレコード化した『ロータスの伝説』。この、横尾忠則デザインによる22面体のレコードジャケットは、音楽とアートの融合という視点において、日本の音楽史に大きな足跡を残しました。

『ロータスの伝説』が1974年にリリースされてから50年が経ち、アナログレコードの復権とともに、ジャケットアートの再評価が進む今、横尾忠則がデザインを手掛けた様々なアーティストのレコード・CD作品の革新性に光を当てる展示販売会を開催いたします。

横尾作品が持つ視覚的エネルギーと時代を象徴するアートな魅力を再発見していただける貴重な機会です。

■コレクションの見どころ

横尾忠則のジャケットアートは、単なる音楽パッケージではなく、時代の熱気や精神性を帯びた“表現”そのものでした。

1960年代のポップ・サイケデリックなグラフィック作品、1970年代の精神的・象徴的なコラージュ作品、1980年代以降の絵画的表現…。その変遷を代表する100点超のコレクション作品が並びます。

レコード・CDジャケットという「量産されたアート」に宿る、時代の美意識や社会の空気感。それぞれの作品が、音楽を超えた「視覚体験」として響く特別な空間を、ぜひご体感ください。

■主な出品作品

●サンタナ 『ロータスの伝説』(1974年)
当時のサンタナの精神性を象徴する代表的なデザイン作品。22面に展開できる大作。





●一柳慧 『オペラ横尾忠則を歌う』(1969年)
横尾忠則と現代音楽家 一柳慧がNYで制作し、実験的音楽とアートが融合された傑作。





●村岡実 『緋牡丹博徒 ~尺八による日本侠客伝~』(1969年)
村岡実による尺八演奏で侠客伝を描く、和風テイストが魅力の逸品。



■開催概要

イベント名:横尾忠則のレコードジャケットの世界 ― アートピースとして出会う展示販売会 ―

会期:2025年9月15日(月・祝)~9月30日(火)

時間:11:00~22:00

会場:代官山 蔦屋書店(2号館2階 Anjin)

主催:代官山 蔦屋書店

共催:Face Records(FTF株式会社)

協力:株式会社トゥーヴァージーンズ

販売対象:100点超の全作品(ご購入いただいた作品は会期終了後にお渡し)

※入場無料

※混雑状況により入場の制限をさせていただく場合がございます。

※24日、25日は終日貸切イベントのため本企画は一時休止となります。

■Face Records の横尾忠則コレクションについて

Face Recordsは、音楽とアートの交差点としての“レコードジャケット”に着目し、長年にわたりその芸術的価値を掘り下げてきました。

特に横尾忠則は、1960年代から現在に至るまで、グラフィック、写真、コラージュ、絵画を横断しながら、日本のアートと音楽カルチャーを視覚面から牽引してきた存在です。

今回の展示は、Face Recordsが国内外で収集・研究してきた100点超のコレクションから厳選した内容で構成されており、彼の作品世界の広がりと変化を記録的に体験できる機会となっています。

<横尾忠則 アートの表現遍歴>

1960年代:グラフィックデザイナーとして活動。ポップでサイケなビジュアル表現で注目。

1970年代:写真やオカルティズム、精神性に傾倒。コラージュや象徴的モチーフが台頭。

1980年以降:「画家宣言」を機に絵画制作へ本格移行。構図や筆致に個の深化が見られる。

2000年代〜現在:「Y字路」などの定点テーマを継続。形式よりも“内的世界”に比重。

■特別企画

会期中の2025年9月18日(木)には、「横尾忠則とレコードジャケットの魅力」をテーマにしたトークイベントを開催します。

開催日時:2025年9月18日(木)19:00~20:00

場所:代官山 蔦屋書店(1号館2階 音楽フロア)

登壇者:浅見英治氏(株式会社トゥーヴァージーンズ 編集部 編集長)、松房慶太氏(藤原印刷株式会社 営業・印刷進行)、武井進一(FTF株式会社 代表取締役会長)

参加方法:参加費無料、事前予約不要

※混雑状況により入場の制限をさせていただく場合がございます。