HOME > ニュース >

ジョン・フォガティ、トランプ米大統領はCCR「Fortunate Son」を完全に誤解していると語る 「僕には滑稽に思えるよ」

2025/08/27 17:01掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
John Fogerty (Image credit: David McLister)
John Fogerty (Image credit: David McLister)
ジョン・フォガティ(John Fogerty)は、ドナルド・トランプ米大統領はCCR(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル/Creedence Clearwater Revival)の「Fortunate Son」を完全に誤解していると考えています。トランプ大統領は選挙集会でこの曲を流していましたが、「僕が曲の中で叫んでいる対象そのものに見える人が使うなんて、僕には滑稽に思える」と語っています。

フォガティはVultureの新しいインタビューの中で「最も誤解されている曲」について尋ねられて、こう話しています。

「“Fortunate Son”だね。これはごく一部の人たち、保守的で右翼、おそらく共和党員かそれに類する“主義”を持つ人たちに誤解されている。特に最も顕著なのはトランプ氏だ。以前にも、この曲が国旗を掲げる愛国的な歌だと思い込み、僕がこの曲に込めた皮肉や絶対的な反抗心を理解していないことがあった。つまり、たとえ曲の他の部分を聴かなくても、“それは俺じゃない、俺は幸運な息子(Fortunate Son)なんかじゃない”という部分だけは聴くべきだ。もし聴かないなら、その人はこの曲を違う見方で捉えられることができるんだろうね。どう言えばいいのか…あの曲を政治的な集会のテーマに使うなんて想像できない。特に、その曲の中で僕が叫んでいる三つの点すべてに当てはまる人物に見える人ならなおさらだ。僕には滑稽に思えるよ。もしかしたら、勘違いしているのは僕の方かもしれない、さあどうだろう」

2020年、フォガティはトランプ氏に対し、「Fortunate Son」を選挙集会で流すのを止めるよう求めた際、SNSでこう述べていました。

「彼は僕の言葉と声を使って、僕が支持しないメッセージを伝えようとしている。

僕がこの曲を書いたのは、退役軍人として、政治的・経済的な特権を持つ者たちが国への奉仕(兵役)から免除される現状に嫌悪感を抱いたからだ。また、富裕層が応分の税金を払っていないことについても書いた。トランプ氏はこの両方の問題の典型例だ」

「Fortunate Son」は、議員や富豪の息子といった「幸運な息子」(Fortunate Son)ではなく、今まさに徴兵されようとしている人々の視点から歌われています。