
Peter Barakan's Music Film Festival 2025
ピーター・バラカンが選ぶ音楽映画フェスティヴァル『Peter Barakan's Music Film Festival 2025』が9月12日(金)〜9月25日(木)に角川シネマ有楽町にて開催されます。今年はジャニス・イアン、マリアンヌ・フェイスフルのドキュメンタリーなど、日本初公開の6作品を含む23作品のラインナップです。
『Peter Barakanʼ s Music Film Festival 2025』⽇時: 2025 年 9 ⽉ 12 ⽇(⾦) ― 9 ⽉ 25 ⽇(⽊)
会場: ⾓川シネマ有楽町(ビックカメラ有楽町店 8 階)
主催: マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム、VALERIA
配給: コピアポア・フィルム
宣伝: VALERIA
協⼒: ディスクユニオン、タートルエコーズ
公式 HP:
http://pbmff.jp<⽇本初上映作品>
コメントはピーター・バラカンによる紹介コメント
■『ジャニス・イアン 沈黙を破る』Janis Ian:Breaking Silence
2024 年/114 分/アメリカ
監督:ヴァルダ・バー・カー
出演:ジャニス・イアン、ジョーン・バエズ、アーロ・ガスリー、リリー・トムリン
「1975 年の「At Seventeen」というヒット曲で知られる社会派シンガー・ソングライター、ジャニス・イアンが今も続く活 動を振り返るドキュメンタリー。あの曲で淡々と語られる仲間はずれの⼥⼦⾼⽣の⼼の痛みは、50 年後の SNS の時代で 社会問題化している様⼦を思わせます。タイトルは彼⼥がカミング・アウトしたことを指します」
■ 『マリアンヌ・フェイスフル 波乱を越えて』Faithfull
2017 年/61 分/フランス
監督:サンドリーヌ・ボネール
出演:マリアンヌ・フェイスフル、アンドルー・ルーグ・オールダム、ミック・ジャガ ー
「今年 78 歳で亡くなったマリアンヌは 60 年代にアイドルのような感じでデビュー、ミック・ジャガーとの恋愛を経て⼀度 ドラッグにおぼれ、70 年代末に別⼈のような復帰で喝采を浴びました。サンドリーヌ・ボネール監督に⼼の内を率直に語 る彼⼥の話から、時代と共に変わる⼥性像も浮かび上がります」
■『メイヴィス・ステイプルズ ゴスペル・ソウルの⼥王』 Mavis!
2015 年/ 81 分/アメリカ
監督:ジェシカ・エドワーズ
出演:メイヴィス・ステイプルズ、ジェフ・トゥウィーディ、ボニー・レイト、ボブ・デ ィラン
「86 歳でまだ現役のメイヴィスは 70 年以上の芸歴を誇る世界の⼈間国宝のような⼈です。若きボブ・ディランにプロポー ズされ、ステイプル・シンガーズのリード・ヴォーカルとして「リスペクト・ユアセルフ」などのメッセージ・ソウルの 名曲をヒットさせた後、ソロ活動でも常に⼼に響く歌を歌い続けています」
■『ルイジアナピリ⾟ クリフトン・シュニアの世界』Hot Pepper
1973 年/54 分/アメリカ
監督:レス・ブランク
出演:クリフトン・シュニア、クリーブランド・シュニア、ロバート・セイント・ジュリアン
「この 1973 年の作品でレス・ブランクが描いているのはルイジアナ州南⻄部を中⼼に活動した「ザイデコの帝王」クリフト ン・シュニア。今年で⽣誕 100 年の彼がアコーディオンを弾いて繰り広げたフランス語によるブルーズのようなゴキゲン なダンス・ミュージックは残暑を吹き⾶ばす無敵のものです」
■『テックス・メックス アコーディオン天国』 Chulas Fronteras
1976 年/59 分/アメリカ
監督:レス・ブランク
出演:フラコ・ヒメネス、ロス・アレグレス・デ・テラン、リディア・メンドーサ
「先⽇亡くなったフラコ・ヒメネスの死ぬほどカッコいい演奏を筆頭に、ノルテニョとかコンフントとも呼ばれる、アコー ディオンをリード楽器にしたメクシコ系テクサスのダンス⾳楽はアメリカ南⻄部の⼤事な⽂化遺産です。その主要な演奏 者たちの姿をとらえた貴重なドキュメンタリー、こちらもレス・ブランク、1976 年の作品」
■『ジェイムズ・ブッカー ニュー・オーリンズのピアノ王⼦』 Bayou Maharajah
2013 年/98 分/アメリカ
監督:リリー・キーバー
出演:ジェイムズ・ブッカー、ジョー・ボイド、ドクター・ジョン、アラン・トゥーサント
「偉⼤なピアニストの多いニュー・オーリンズでは全員が最⾼峰と仰いだジェイムズ・ブッカー。ブルーズやジャズのみな らず、クラシックまでマスターした彼は天才にありがちなエクセントリックなところもあり、⿇薬中毒などの問題もあり ました。その唯⼀無⼆の才能を紹介したドキュメンタリーです」
<その他の上映作品>
『ピアノフォルテ』
『ハーダー・ゼイ・カム』
『ホット・スポット』
『小さな心に祝福を』
『名もなき者 A Complete Unknown』
『Eno』
『ロックの礎を築いた男 レッド・ベリー ビートルズとボブ・ディランの原点』
『NOハンブルグNOビートルズ』
『ヒプノシス レコードジャケットの美学』
『ブラッド・スウェット&ティアーズに何が起こったのか?』
『ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン ――ジャズが生まれる瞬間――』
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
『チョーミン楽団が行く!』
『ONCE ダブリンの街角で』
『ボサノヴァ〜撃たれたピアニスト』
『七転八起の歌手 バーバラ・デイン』
『ボビー・チャールズ 極楽の歌』