
Brent Hinds, photo by Raymond Ahner
米ヘヴィメタル・バンド、
マストドン(Mastodon)の創設メンバーで、リードギタリスト/ヴォーカリストとして活躍した
ブレント・ハインズ(Brent Hinds)が交通事故で死去。51歳でした。
アトランタ警察の報告によると、8月20日の夜、米ジョージア州アトランタ南東部にあるメモリアルドライブとブールバードの交差点で、BMWのSUV運転者が交差点で曲がる際に進路を譲らず、ハーレーダビッドソンに乗っていた男性に衝突しました。
地元テレビ局WANFは、ジョージア州フルトン郡の検視局にこの男性がハインズで、彼が亡くなったことを確認しています。
アラバマ州出身のハインズは、音楽のキャリアを追求するために故郷を離れ、アトランタに移住した。その後まもなく、ハインズは後にマストドンのバンドメイトとなるトロイ・サンダースと出会い、サンダースが当時所属していたバンドFour Hour Foggerに参加した。そのバンドが解散した後、ハインズとサンダースはブラン・デイラーとビル・ケリハーと出会い、2000年初頭にヴォーカリストのエリック・サナーを迎えてマストドンを結成した。サナーはまもなく脱退して4人編成になった。
2004年の傑作『Leviathan』を含むバンドの最初の4枚のアルバムは、スラッジメタルというジャンルのクラシックと評されており、2009年の『Crack the Skye』では、プログレッシブロックの影響が徐々に強まっている。
ハインズは2021年の『Hushed and Grim』までのマストドンの8枚のスタジオアルバムすべてで、ヴォーカルと作曲を担当し、バンドの商業的な成功に大きく貢献した。
しかし、最近では、ハインズとバンドメンバーたちの間に不和が生じていた。今年3月、バンドは「ハインズとの別離」を発表。一方、ハインズはソーシャルメディアでバンドメンバーたちを「ひどい人間」と罵っていた。
マストドンを去った後も、ハインズは他のさまざまなプロジェクトで音楽活動を続けていた。