
Ozzy Osbourne and Randy Rhoads - Photo by Getty Images
ランディ・ローズ(Randy Rhoads)の実姉キャシー・ローズは米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)の死去、オジーの最終公演、もしランディが今も生きていたら何をしていると思うか? ランディ対エディ・ヴァン・ヘイレンの論争について、語っています。
「オジーの死は(ランディが亡くなった後のこと)全てを思い出させました。あの頃は本当に暗く、恐ろしい時期だった。あの日、家族の内で何があったのか、私は一度も言葉にすることができなかった。それはあまりにも胸が張り裂けるほど辛く、言葉にできないほど恐ろしい出来事でした。
彼はあの時、まさに新進気鋭のスターでした。そんな彼が突然あんなふうに命を奪われるなんて、本当に悲劇的ことで、馬鹿げた、不必要な状況でした。飛行機が大嫌いなランディが飛行機に乗ったなんて、今でも信じられません。
(インタビュアー:なぜ彼はそうしたと思いますか?)
たぶん写真を撮りに行ったんだと思う。彼は写真を撮るのが好きで、その美しい場所の写真を母に見せたかったのでしょう。ランディは“よし、やってみよう”と思ったのかもしれません。
(天国で)会った時、最初に聞く質問は“なんであの飛行機に乗ったの、ランディ?”でしょうね。本当に恐ろしい出来事でした。母にとっても辛すぎることで、母はもう少しで命を落とすところでした。
夫はあの夜、家族を代表して彼を連れて帰るために飛行機に乗らなければなりませんでした。今でも夫は目撃したいくつかのことを私に話そうとしません」
Q:ランディ対エディ・ヴァン・ヘイレンの論争は依然として続いています。そんな話を聞いてうんざりしていますか?
「ランディから聞いた2つのことを教えてあげます。彼はいつもこう言っていました。“僕たちを比較するのはフェアじゃない。スタイルが違うんだ”と。ランディにはクラシックの影響があって、彼の音楽はオーケストラで演奏できるものでした。時にはヴァイオリンを弾いているように聴こえることもありました。エディはまた別のスタイルでした。
ランディは“まるでリンゴとオレンジを比べるようなものだ”と言っていました。エディは65歳まで生きました。もしランディが65歳まで生きていたら、まったく違う話になっていたでしょうね。それは100%保証できます。
(インタビュアー:もしランディが今も生きていたら、何をしていると思いますか?)
彼ならロックとクラシックを融合させて、私たちを驚かせるような音楽を作っていたと思います。冗談ではなく本当に。
それに教えることが大好きだったから、音楽を通じて子供たちを助けるようなこともしていたでしょうね。映画の音楽なんかも書いていたかもしれません」
Q:オジーの最終公演『Back to the Beginning』での最後のパフォーマンスについて、彼はどう思ったと思いますか?
「ランディの魂はそこにあったと思います。彼らは彼に素晴らしいトリビュートを捧げてくれた。オジーは常に自分のキャリアと人生をランディのおかげだと感謝していました。オジーが殿堂入りした時、長いスピーチは好きじゃないのに“俺の人生とキャリアはランディ・ローズのおかげだ”と言っていました。その言葉を聞いた時、本当に感動しました。
あのコンサートの直後にオジーが亡くなった時は、胸が張り裂けるような思いでした。でもおそらく彼はあのコンサートに全てを注ぎ込み、“よし、やり遂げた。目標を達成した。もう大丈夫だ”と思ったんじゃないかなと思います。
それは誰にもわからないことだけど。ただ一つ確かなのは、ランディもきっと一緒にステージに立っていたこと。二人は本当に良い友人であり続けたと思います」