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ディープ・パープル 『Made in Japan』再発の宣伝隊長メタリカのラーズが同作を熱く語るビデオメッセージ公開 「史上最高のハードロックライヴ盤だ」

2025/08/20 09:30掲載
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Deep Purple / Made in Japan - Steven Wilson Remix
Deep Purple / Made in Japan - Steven Wilson Remix
ディープ・パープル(Deep Purple)が1972年8月に行った日本公演の模様を収録したライヴ・アルバム『Made in Japan(邦題:ライヴ・イン・ジャパン)』。バンドはスーパーデラックスエディションの宣伝隊長にメタリカ(Metallica)ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)を任命。ラーズが同作を熱く語る約3分間のビデオ・メッセージをYouTubeで公開しています。

「やあ、みんな。ラーズだ。ちょっとだけ時間をもらっていいかい。53年前のちょうどこの週末に、ディープ・パープルが初めて日本を訪れ、計3公演が録音されたんだ。大阪で2公演、東京で1公演が録音されて、最終的に『Made In Japan』というアルバムになった。俺の個人的な意見だけど、これは間違いなく史上最高のハードロック・ライヴ・アルバムだと思う。俺はこれまでに約1万8千回は聴いているけど、聴くたびにどんどん良くなっていく、とてもクレイジーでクールなアルバムなんだ。すごく生き生きとしていて、エネルギッシュで、まさに“アアアアア!”って感じ。わかるだろ?わかるよね?

さて、今、そのアルバムのリイシュー版、リマスター版、いわゆる“リ”のつくヴァージョンが発売されている。これにはなんと、3日間の3つのコンサートすべてが収録されているんだ。つまり、各曲の1つのヴァージョンだけじゃなくて、3つの異なるヴァージョンが収録されている。今まさに発売中で、もちろんパッケージによって内容は違うけど、ありとあらゆるものが全部入っている感じだよ。

音楽に戻ると、これの凄いところは、さっきも言ったけど、3つのコンサート、3つの夜の3つの異なるヴァージョンの曲を聴けることで、どれもめちゃくちゃカッコいいんだけど、それぞれが全く違うんだ。ある夜の“Child In Time”はこんなに長くて、別の夜の“Child In Time”はあのくらいで、3日目の“Child In Time”はまた違う長さなんだ。ソロの長さが違うからね。(リッチー)ブラックモアの雰囲気が違う。イアン・ペイスは彼に対してこういう感じで演奏して、その雰囲気を作り出している。そしてイアン・ギランは歌い、ロジャー・グローヴァーがそれを支えている。ジョン・ロードはキーボードでここやあそこを弾いていて、これもまためちゃくちゃカッコいいんだ。

もしかしたらこれは、この素晴らしい作品を称える、そして敬意を表する最長のビデオかもしれない(笑)。もう黙るって約束するよ。でも『Made In Japan』、みんな、『Made In Japan』、『Made In Motherfucking(最高だこの野郎) Japan』が再発されるんだ。ぜひチェックしてみてくれ。もう何千回も聴いたかもしれないし、まだ聴いたことがないかもしれない。どこにいても、とにかく絶対に聴いてみてほしい。ライヴのハードロックとしては、これ以上のものはないから。

このおしゃべりを聞いてくれてありがとう。ラーズでした、以上」



以下は、スーパーデラックスエディションに収録されているスティーヴン・ウィルソン(Steven Wilson)による新しいステレオ・リミックス。YouTubeほかで聴けます。