「やあ、みんな。ラーズだ。ちょっとだけ時間をもらっていいかい。53年前のちょうどこの週末に、ディープ・パープルが初めて日本を訪れ、計3公演が録音されたんだ。大阪で2公演、東京で1公演が録音されて、最終的に『Made In Japan』というアルバムになった。俺の個人的な意見だけど、これは間違いなく史上最高のハードロック・ライヴ・アルバムだと思う。俺はこれまでに約1万8千回は聴いているけど、聴くたびにどんどん良くなっていく、とてもクレイジーでクールなアルバムなんだ。すごく生き生きとしていて、エネルギッシュで、まさに“アアアアア!”って感じ。わかるだろ?わかるよね?
音楽に戻ると、これの凄いところは、さっきも言ったけど、3つのコンサート、3つの夜の3つの異なるヴァージョンの曲を聴けることで、どれもめちゃくちゃカッコいいんだけど、それぞれが全く違うんだ。ある夜の“Child In Time”はこんなに長くて、別の夜の“Child In Time”はあのくらいで、3日目の“Child In Time”はまた違う長さなんだ。ソロの長さが違うからね。(リッチー)ブラックモアの雰囲気が違う。イアン・ペイスは彼に対してこういう感じで演奏して、その雰囲気を作り出している。そしてイアン・ギランは歌い、ロジャー・グローヴァーがそれを支えている。ジョン・ロードはキーボードでここやあそこを弾いていて、これもまためちゃくちゃカッコいいんだ。
もしかしたらこれは、この素晴らしい作品を称える、そして敬意を表する最長のビデオかもしれない(笑)。もう黙るって約束するよ。でも『Made In Japan』、みんな、『Made In Japan』、『Made In Motherfucking(最高だこの野郎) Japan』が再発されるんだ。ぜひチェックしてみてくれ。もう何千回も聴いたかもしれないし、まだ聴いたことがないかもしれない。どこにいても、とにかく絶対に聴いてみてほしい。ライヴのハードロックとしては、これ以上のものはないから。