
David Lee Roth - Eat 'Em and Smile Tour (Image credit: Neil Zlozower/Atlas Icons)
スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)は、
デイヴィッド・リー・ロス(David Lee Roth)からソロ・バンド参加のオファーを受ける前から「それは僕の仕事だ」と確信していたという。また「デイヴは
ヴァン・ヘイレン(Van Halen)を打ち負かすという目標を達成できなかった」という指摘について、自身の考えも語っています。
スマッシング・パンプキンズの
ビリー・コーガン(Billy Corgan / William Patrick Corgan)がホストを務めるポッドキャスト『The Magnificent Others』の新しいインタビューの中で、こう話しています。
「デイヴィッド・リー・ロスがバンドを結成してギタリストを探しているという噂が広まった時、それはおそらくロック・ギタリストならそのポジションは誰もが欲しがっていたものだった。
僕はハリウッドのフェアファックス通りの小さなアパートに住んでいて、そのニュースを聞いた瞬間、ルームメイトに向かって“それは僕の仕事だ”と言ったんだ。
直感的な小さな声が“何があろうと、たとえ望んでいなくても、それは君の仕事だ”と僕に囁いていた。そういう類いの確信だった。次の日、電話が鳴った。デイヴからだった」
コーガンは、デイヴィッド・リー・ロスはヴァン・ヘイレンに匹敵するプロジェクトを構想していたものの、「デイヴはヴァン・ヘイレンを打ち負かすという目標を達成できなかった」と指摘しています。これに対してヴァイはこう話しています。
「僕は、自分の中に愛するロックンロールの炎があったので、うまくいくと確信していた。エドワードのような音を出そうとは思わなかったし、彼の真似をするつもりもなかった。みんなそれには、とても敏感だからね。
僕たちには曲がなかった。ヴァン・ヘイレンには、ああした成功を収めるための曲があった。エディは作曲のセンスが抜群だ。それが秘密、それが秘伝のソースなんだよ。それは代えられない。
僕たちには素晴らしい音楽があった。音楽は大好きだよ。曲がなかったというのは、ラジオでヒットするような特定の要素を持った曲がなかったという意味だよ」