Varietyによると、
シネイド・オコナー(Sinead O’Connor)の伝記映画が企画されています。オコナーの若き日とキャリアを描く映画で、彼女のドキュメンタリー映画『Nothing Compares』(2022年/オコナー本人も制作に協力)の製作総指揮を務めたアイルランドのプロダクション会社ie:entertainmentが、このプロジェクトを率いています。
このプロジェクトにはまた、アイルランドの制作会社Nine Daughters(『God’s Creatures』『Lady Macbeth』)とSee-Saw Films(『Slow Horses』『The Power of the Dog』)も参加しています。
この伝記映画は、2022年のドキュメンタリー映画『Nothing Compares』の頃から企画が進められているという。監督は『Shirley シャーリイ』のジョセフィン・デッカーで、アイルランドの作家ステイシー・グレッグによる脚本を基にしています。
Varietyによると、この伝記映画は、オコナーの若き日々と音楽業界でのキャリアの始まりを描くという、ダブリン出身の一人の若い女性がどのように世界に挑戦したかを描いた物語になるという。
オコナーは自身の立場を利用して音楽業界における性差別やカトリック教会内の腐敗といった問題を告発し続けました。特に、1992年『サタデー・ナイト・ライブ』の生放送中にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の写真を破ったことにより大きな物議を醸しました。これはカトリック教会の性的虐待事件に対する抗議でした。今回の伝記映画では、この経緯を検証する内容にもなるという。