
CARLOS SANTANA & JEFF BECK • OAKLAND COLISEUM, CA 1976
なぜ
ジェフ・ベック(Jeff Beck)は特別な存在だったのか?
カルロス・サンタナ(Carlos Santana)は米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、ベックが特別だった理由を語っています。
「ジェフ・ベックはギターを遥かに超えた領域へと導いた。彼のアプローチは、まるでハムスターを檻から解放するようなものだった。
ジェフの演奏を聴いた瞬間から、彼の大ファンになった。特に惹かれたのは彼の想像力と情熱だ。彼はブルースの伝統的な奏法を学んだにもかかわらず、伝統に囚われない、とても型破りなプレーヤーだった」
サンタナが初めてベックの演奏を聴いたのは、ヤードバーズの1966年の曲「Over Under Sideways Down」だったという。
「彼のファズサウンドは本当に特別だった。(インドのシタール奏者)ラヴィ・シャンカールや(インドのサロード奏者)アリ・アクバル・カーンといった人々からの影響も感じられた。その点で彼は多次元的なプレイヤーだった。1つのことだけを極めた人とは正反対の存在だった」
では、サンタナはベックから何を学んだのでしょうか? こう話しています。
「ジェフのように、深呼吸して指先を信じることを学んだよ。まるでウォータースライダーを滑り降りる子供のようにね」