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プリンス主演映画『パープル・レイン』のミュージカル版の主演俳優決定 パフォーマンス映像も公開

2025/08/14 12:12掲載
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Kris Kollins and Prince - Photo by Jon Hanks/Warner Bros.
Kris Kollins and Prince - Photo by Jon Hanks/Warner Bros.
プリンス(Prince)主演映画『パープル・レイン』を原作としたミュージカル『Purple Rain』の主演俳優が決定。ワシントン D.C.を拠点とするシンガーソングライターのクリス・コリンズが舞台デビューで主人公キッド役を務めます。またアポロニア役はレイチェル・ウェッブが担当します。

コリンズとウェッブが『パープル・レイン』の楽曲「Take Me With U」を披露するパフォーマンス映像が公開されています。

ミュージカル『Purple Rain』は、10月16日から11月16日までミネアポリスのステートシアターで上演され、その後にブロードウェイに移る予定ですが、ブロードウェイ上演についての詳細はまだ発表されていません。

ミュージカルの脚本は、ピューリッツァー賞の最終選考に2度残ったブランデン・ジェイコブズ=ジェンキンスが担当。2022年再演の『The Skin of Our Teeth』でトニー賞にノミネートされたリリアナ・ブレイン=クルーズが演出を担当し、振付師のエボニー・ウィリアムズも参加しています。また、ジェイソン・マイケル・ウェッブが音楽監督を務め、プリンスのコラボレーターであったボビー・Zとモーリス・ヘイズがプリンス音楽アドバイザーとして参加しています。

脚本のブランデン・ジェイコブズ=ジェンキンスは、Deadlineにこう話しています。

「『Purple Rain』の制作を開始して以来、一番よく聞かれた質問は“キッド役は誰?”だった。ついに“クリス・コリンズだ!”と大声で叫ぶことができるようになったことを、とても嬉しく思っています。

彼のオリジナル楽曲やソーシャルメディアを初めて見たときから、私たちはクリスの才能、つまり彼の音楽性、声、魅力に完全に圧倒されました。私たちがストーカーではないと彼を説得するのに少し時間がかかりましたが、それができて本当に良かったです。

この数年間、彼と共にこのショーを作り上げる中で、彼の才能と献身の深さに何度も驚かされ続けています。

彼はまさにスターです。私たちはとても幸運です。今の劇場界で彼を超える存在はいないからです。クリスは本物の才能の持ち主で、彼がキッドを演じる姿を観客に見てもらえるのが待ちきれません」

一方、演出を担当するリリアナ・ブレイン=クルーズは定評のあるウェッブを称え、次のように話しています。

「彼女は圧倒的な存在感と素晴らしい歌声の持ち主で、アポロニア役の可能性を根本から考え直すきっかけを与えてくれました。

このキャスティングは『パープル・レイン』の舞台化をブランデンと進める中で、特に嬉しい出来事でした。プリンスの世界を新たな視点で探求し、レイチェル・ウェッブのような情熱と誠実さにあふれたアーティストにワクワクしています」