エアロスミスのジョーとブラッドが回想、前座のロリー・ギャラガーのライヴが凄すぎてエアロの演奏前に観客が満足して帰ってしまった

エアロスミス（Aerosmith）はニューヨークでブレイクする前、同地でロリー・ギャラガー（Rory Gallagher）と共演しました。ギャラガーはオープニング・アクトでしたが、その素晴らしいパフォーマンスで人々を魅了し、観客はエアロスミスの演奏前に「今日のライヴは終わった」と帰ってしまったという。ジョー・ペリー（Joe Perry）とブラッド・ウィットフォード（Brad Whitford）は、リック・ベアトとの新しいインタビューの中で、このエピソードについて振り返っています。これは1974年の＜the Schaefer Music Festival＞での出来事でした。

ブラッド・ウィットフォード：
「セントラルパークでロリー・ギャラガーと一度共演したことがある」

ジョー・ペリー：
「その話は聞きたくないな」

ウィットフォード：
「俺たちがニューヨークで認められる前の話だよ。ロリー・ギャラガーは、おそらく彼のキャリアの中で最も素晴らしいパフォーマンスの一つを披露した」

ペリー：
「あいつは俺たちを完全に圧倒した。俺らがヘッドライナーだったのに、先に出演したあいつが、すべてを完全に圧倒したんだ」

ウィットフォード：
「彼はステージを降りたんだけど、観客がアンコールを求めてね。アンコールを1曲やって、また降りようとしたら、また呼び戻されて。さらにアンコールが続いて、全然終わらないんだよ。結局3回もアンコールしたんだよ。勘弁してくれよ。

そして俺たちがステージに立った時、まだ演奏が始まってないのに、客席から人々が去っていくのを見た。もう今日のライヴは終わったみたいな感じで、“こいつら誰？”ってね。誰も俺たちに興味なんてなかった。間違いなく、彼にとって最高のライヴの一つだったはずだよ」

ペリー：
「今でも彼のアルバムを聴くけど、なぜ彼がライヴ・アーティストだったか分かるよ」