米ミュージシャンは、飛行機で移動した際、愛用のエレキギターをガイドラインに従って手荷物として預けたが、返却時にはヘッドストック(ギターの頭にあたる部分のこと)が完全に折れていた。航空会社は責任を拒否し、「壊れやすい物品」であるエレキギターは、その注意義務の範囲外だと主張しているという。ミュージシャンは「航空会社がプロ仕様の楽器を破損し、追加料金を請求しながら責任を拒否するなら、移動するすべてのミュージシャンが危険にさらされる」とSNSで訴えています。
米国のシンガーソングライター/ギタリスト/プロデューサーのエミリー・ウルフは、SNSにこう投稿しています。
「昨日、私はエピフォンの(自身のシグネチャー・モデルのギター)White Wolfeを持ってサウスウエスト航空でラスベガスまで飛びました。楽器を預ける際、それに関するすべてのガイドラインに従いました:ハードシェルのフライトケースに収納、適切な手荷物預け、壊れ物ステッカー、新しい手荷物料金の支払い。
しかしケースを開けると、ヘッドストックが完全に折れていました。
空港で報告書を提出し、写真、価値証明、修理見積もりを提出しました。彼らの手順を正確に守ったにもかかわらず、ケース内の物品については一切責任を負わないと言われました。楽器は『壊れやすい物品』とみなされるそうです。
航空会社がプロ仕様の楽器を破損し、追加料金を請求しながら責任を拒否するなら、移動するすべてのミュージシャンが危険にさらされます。
これは単なる1本のギターの問題ではありません。これは、私たちの仕事道具を守る問題です。サウスウエスト航空さん、正しいことをして模範を示してください。修理代を負担してください。私たちのような機材を持って飛ぶすべての人のために、より良い対応をお願いします」
ウルフの投稿は1万件を超える「いいね!」と多くの支援コメントを得ています。ギブソンのマーク・アジェンシは航空会社に「改善」を求め、コメントの中にはピート・ソーンやギルビー・クラークも同様の経験をしていると書かれています。