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シンディ・ローパーの自伝が日本でも発売に

2013/02/28 22:28掲載
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『トゥルー・カラーズ シンディ・ローパー自伝
『トゥルー・カラーズ シンディ・ローパー自伝
シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)の自伝『Cyndi Lauper: A Memoir』が日本でも発売に。邦題は『トゥルー・カラーズ シンディ・ローパー自伝』で、白夜書房より3月11日リリース。翻訳者は沼崎敦子、解説は湯川れい子。

●『トゥルー・カラーズ シンディ・ローパー自伝』
シンディ・ローパー & ジャンシー・ダン・著
沼崎 敦子・訳

定価:本体 1,905円+税 税込定価 2,000円
A5判/400P
発売日:3月11日(月)

「わたしは17で家を出た。持っていったのは歯ブラシ、替えの下着、リンゴ、そして『グレープフルーツ』というオノ・ヨーコの本だけ。『グレープフルーツ』はわたしにとって、芸術を通じて人生を見るための窓になっていた」という書き出しで始まるシンディ・ローパーの自伝。

何度も来日し、震災直後にはあえて帰国せずにツアーをおこなうなど、日本との関わりが深い彼女は、この本の後半部分で3.11の時の思い出をふり返っています。

それ以外の部分は、もちろんミュージシャンとしての自伝で、少女時代〜17歳での家出〜さまざまな職業遍歴〜バンド、ブルー・エンジェルでのデビュー〜バンドの解散、不遇時代〜マネージャー兼恋人、デイヴィッド・ウルフとの出会い〜《She’s So Unusual》での再デビュー〜80年代を代表する女性シンガーに〜その後のスランプとウルフとの別れ〜より地に足の着いた活動ができるようになった 90年代〜俳優、デイヴィッド・ソーントンとの結婚、出産etc.が、彼女らしい、率直な筆致で綴られています。

日本でもかなりキャラクターが浸透している彼女ですが、この本は、決してそうしたイメージを裏切るものではありません。音楽書であることはもちろん、一般書として考えても、最近の数多いミュージシャンの自伝中でも、一際、インパクトのある自伝になっています。

尚、この日本翻訳版は、小社の「白夜基金」の一環として刊行されるもので、収益の一部は、日本赤十字を通じて、被災地復興に寄付されることになっています。