米ハードロック/グラムメタル・バンドの
シンデレラ(Cinderella)は2014年に活動休止しましたが、元メンバー2人は最近のインタビューの中で、再結成にオープンな姿勢を示しています。シンデレラは2021年にギタリストの
ジェフ・ラバー(Jeff LaBar)が亡くなっています。
ドラマーの
フレッド・コウリー(Fred Coury)は、ジェイソン・グリーンとの新しいインタビューの中で、バンドの存命メンバー全員によるシンデレラの再結成の可能性について質問され、こう答えています。
「今もみんな楽器を演奏しているからね。トム(キーファー/フロントマン)はツアーに出ているし、エリック(ブリッティンガム/ベーシスト)は来週、ロック・フォー・ホープというチャリティイベントに参加する予定。俺は今、ビリー・モリソンのレコーディングに参加している。みんな演奏活動で忙しくしていて、腕も錆びさせていない。もし“世界を救うために君たちの演奏が必要だ”なんて言われたら、断る理由はないよ」
今もキーファーやブリッティンガムと連絡を取り合っているそうで、こう続けています。
「今日の午後もエリックと話したばかりだし、トムともよく話すよ。俺たちは兄弟だからね。何よりもまず、俺のすべては彼らのおかげだ。
先日、(シンデレラの1990年のアルバム)『Heartbreak Station』を20年ぶりに聴いたんだけど、初めて最初から最後まで聴いた。全部聴いたことがなかったんだ。曲もいくつか忘れていて“この曲、全然覚えてないな”と思った。それがすごく新鮮で、“ああ、こんな曲があったんだ”って完全に忘れていたことに気づいて、とても気に入ったよ。本当にクールだった。昨日エリックに電話をして“なあ、最後に俺たちのアルバムを最初から最後まで聴いたのはいつだ?”って話して“すごく良かったよ”と伝えたんだ。いろんな思い出がよみがえってきた。本当にクールだった。俺は本当に幸運な人間だと思ってるよ」
別のインタビューで、『Another FN Podcast With Izzy Presley』に出演したベーシストのエリック・ブリッティンガムは、シンデレラの存命メンバーが再び一緒に演奏する可能性があるかについて尋ねられ、こう答えています。
「ジェフが亡くなった直後の早い段階で、(トリビュートコンサートの)話が少し出ていた。俺たちの昔のマネージャーが何かを企画しようとしていたと思う。でも、ジェフなしでは絶対に同じにはならない。多くの(再結成)バンドを見ているけど、それは飲み物を薄めているようなものだ。俺は本当にそうはしたくない…俺はキッスが大好きだ。彼らと共に育ったし、彼らを批判するつもりはない。でも同じじゃない。1975年のキッスと、エリック・シンガーがいるキッスは違う。あのメンバーも大好きだけど、同じじゃないんだ」
インタビュアーが、亡くなったジェフ・ラバーの代わりに、彼の息子でMach22とTantricという2つのバンドでリードギタリストを務めているセバスチャン・ラバーを迎えて、シンデレラが1回限りのコンサートを開催するアイデアを話すと、ブリッティンガムはこう話しています。
「そうだね。それについては俺はオープンだし、フレッドもそうだと思う。トムはソロキャリアを始めて、ええと、もう13年か14年になる。彼はその道に情熱を注いでいるし、彼の心はそこにある。だから彼が本当にやりたいかはわからない。でも俺は前向きだし、フレッドもそうだ。ただ、それが実現するかどうかはわからない。セバスチャンは素晴らしいプレイヤーで、いいやつだ。理にかなっているが、実際に起こるかはわからない。ツアーに出たりすることはないだろう。もし何か良い理由での一回限りならオープンだよ。そうでなければ、バンドのことを覚えておいてほしいね」
一方、
トム・キーファー(Tom Keifer) はデトロイトのWRIFラジオ局Meltdownにて、シンデレラのバンドメイトとは「まだ連絡を取り合っている」と話し、こう続けています。
「フレッドは本当に才能がある…彼は自分が本当に愛する分野を見つけた。素晴らしいスタジオを持っていて、多くの素晴らしい仕事をしてきた。彼とはよく連絡を取り合っているよ…彼はテレビの音楽を手がけたり、スポーツ関連の仕事もしている。忙しくしている。エリックについては、最後に聞いたところでは、彼はいくつか音楽プロジェクトに携わっていて、しばらくの間、ブレット・マイケルズと一緒に演奏していた。今はもうブレットとはやっていないと思うけど、確かではない。彼はいくつかのアーティストと共演し、地元でセッションワークもしているはずだよ」